amazonで発売開始前に売り切れになってしまった「熟成肉バイブル」ですが、版元である柴田書店で申し込むのが一番早くお手元に届く方法で、なかには2日の時点で届いた方もいらっしゃいました。また、柴田書店のWebから飛べますが、楽天など他のオンライン書店でも在庫があります。
そして、明日5日は店頭販売開始です!食関連の棚でみかけるかもしれませんので、どうかお買い求め下さいませ!肉の熟成に関心がある人であれば、確実に買って損はしない内容です(きっぱり断言!)。
http://www.shibatashoten.co.jp/detail.php?bid=08087100
ところで、多忙を極めたこの本の取材ですが、まあとにかく大変でした。
なにが大変かというと、このムック本の企画自体は昨年から決まっていたのですが、編集者の都合(笑)もあって、6月1日から正式に取材がスタート。そこから2ヶ月半で本を作ったということになります。いや、やっつけ仕事ではありませんよ!ただ、ギュウギュウのスケジュールで、針の穴を通すように日程調整してあちこちに飛び回りました。
今回、熟成業者さん8社の庫内で、骨付きの肉を撮影したわけです。今回は背景を黒バックにするということになっていたので、大きな黒布を持ち込んでの撮影だったんですが、、、
こんな感じですね。でもね、肉業界の人でもなければこの写真てスケール感が分からないと思うんですけど、骨付きのロースやモモってどでかいんですよ。
例えば下は、本書に収録している鳥山畜産さんの取材で撮影した、骨付きのモモ一本です。
みごとにびっしりカビがついてますね。すばらしい状態のモモ肉でした。で、これって、こんなでかさなんです。
ね、人一人分くらいあるんです。ひとりで持ち上げるのは無理。天井に渡したレールからフックが吊り下がっていて、それを昇降機で上げ下げをして、撮影場所に置いてもらうという手順をとります。鳥山さんお手数かけました!
さて、そうすると、肉の下に敷く黒布もでっかいのを持っていかなければならない。なおかつ、今回はドライエイジングをしている方達の庫内に入ると言うことで、気を使いました。だって、他の業者さんの微生物が付着した布を、自分の安定した熟成庫内に持ち込まれるのはいやでしょうから、、、ということで、黒布を何枚も買うことになりました。
しかも、このでかいのに光を回さないといけないので、今回の取材には中型ストロボ(クリップオンタイプではない)を2台、クリップオンを3台の計5台持参しています。それでなければ撮影できなかったんですね。
ということで、黒布がいっぱい事務所にある状況でした。明日はいよいよ店頭販売開始です。ぜひお読み下さい!