E-M1 + 45mmf1.8
金曜日は例によって朝から晩まで日大にて講義。じつは就任前に、日大の先生から「料理写真の撮影も教えていただきたいんです」といわれていて、よっしゃそれならと、一回90分を撮影講習にあてている。
最後の週（来週）には、学生達の班ごとにエシカルなテーマを持ったお弁当商品の企画をプレゼンしてもらうのだが、実際にお弁当を作り、その写真を撮ってプレゼンに使うこととしている。このために授業を行うのだが、これが意外にちゃんとした写真を撮ってくるので驚いてしまうのだ。（笑）
朝、学生が調理実習室の席に着くと、すでにレンズのせっとされたカメラがおいてある。
そう、なんと贅沢なことか毎年、オリンパスさんの全面協力で、E-M5markⅡとレンズ、フラッシュを貸し出していただいているのだ！ 学生たち、「おおっすげーーー！」と大はしゃぎ。
各班に料理サンプル（古いレストランのショーケースに飾られてるようなやつね）を配って、それをなにも考えずにシャッターを押して撮らせる。その後に、レンズを広角と望遠と変えることで、表現が変わることを教える。
ちょっと極端だけど、14mm相当の超広角でお弁当を撮ると、こんな変な形になっちゃう。
料理写真はできるだけ、中望遠と呼ばれる100mm相当で撮影するといいんだよとか。
ちゃんと撮る構図を考えないと、白飯を写したいのか、具を写したいのか、よくわからない写真になっちゃうよ、とか。
光り物は、ライティングを考えないと意図通りに写せないよ、とか。
ライティングは、蛍光灯スタンドで学生が再現できるように教えます。
でもやっぱりみんな、人を撮ることに興味があるみたい。人物写真も超広角で寄って撮ったりすると、おかしな感じになっちゃいます。
できるだけ望遠で撮ってあげましょう。
最近の学生は､カメラなんてスマホで十分と思っているだろうと思っていたけど、みんな「おおおーーーー」「欲しい！」という声がよく聞こえてきて、ヨカッタヨカッタと思う。
同行してくれたオリンパス広報のTさんが、各テーブルを廻ってソフトフィルターやファンタジックフォーカスなどの、Artフィルター機能を教えて友達を撮らせると、歓声が上がる。いいですね！やっぱりカメラメーカーは学生がカメラを持つ機会を増やすべきだよね。
さあ、来週のプレゼンではどんなお弁当写真を撮ってくるか、楽しみだ！オリンパスさん、どうもありがとうございました！
ちなみにその後は、「うまみ」の授業。さまざまなうま味食品のダシを飲み比べました。
テイスティング実習も6回目。何も言わなくても、テイスティングシートに評価と味わいの表現を記入していきます。
よく育った、、、！