「ノースプレインファームにいくなら、5月後半から6月中旬までの牛乳が一番おいしいはずですよ。青草のコンディションが最高ですからね。」
と教えてくれたのは、北大で酪農の研究をする三谷先生だ。冬の間にノースプレインファームの牛乳を呑んでビックリした僕だが、つい先週の金曜日にも驚きの体験をする。7回だけ授業を受け持っている日大生物資源科学部のフードコーディネート実習にて、牛乳飲み比べをしたのだ。
学生の評価はおいといて、ノースプレインファームの「オホーツクおこっぺ有機牛乳」を呑んでみて、ビックリしてしまった! 牧草のカロテンが乳に移行して黄色みがつよいのはもちろんだが、一口目でとんでもなく強い甘い香りがする。その香りが強いので「濃いっ」と条件反射的に感じるのだが、その後の口中を観察すると、実にスッキリと後味が揮発していく。つまり、濃いと言うよりアッサリしている。
牛は冬場は水分の少ない乾草を食べるので、比較的ギュッと凝縮された感じの味わいなのだが、いまは水分の多い青草を食べているので、アッサリ度は相対的に高い。けれども、香り成分はやはりいまの青草の、それもファーストフラッシュとよばれる今頃の栄養豊富なのをもりもり食べていることで、こんなに強くなっているのだろうか。
イギリスのウィンチェスターにて、ロウミルクを販売する酪農家のスタンドで買い求めたあの牛乳のおいしさに劣らない。素晴らしい味だ!
ちなみに、日大の学生で日頃からパルシステムの低温殺菌牛乳を飲んでいるという子が「この牛乳、、、香水を飲んでるみたい」ともらしたのが印象的だった。他の学生も「カマンベールチーズみたい」「バターのよう」と印象を漏らしていた。なかには「この匂いが強くて飲めない」という子も一人だけ居たが。
だから、ノースプレインファームのスイーツ類ももちろんおいしい。とりあえず、大黒社長の娘さんである有梨ちゃんがもつソフトクリーム。もちろん業務用ソフトミックスではありませんよ!ここの生乳に、とろみ調整のため粉乳を少し加えただけのソフトクリーム!
コーンカップはえらべるが、このワッフルコーンは自家製なので、これ一択でしょう!
実にプレーンな味。ソフトクリーム評論家である札幌「またつ」の女将にも食べてほしいものだ。
そして、ノースプレインファームの有機バターをタップリ使ったバターケーキにも、ハーフのソフトクリームがついてきまーす。
そして、いまノースプレインファームが力を入れているスイーツが、、、
このとろみヨーグルトを原料にした、フローズンヨーグルト!
このまま食べても、ほどよい酸味がレモンフレーバーのようで大変においしい。そこにさらに、、、
ハスカップジャムと、、、
お手製のグラノーラをかけて、、、
ザ・ゴージャス!
この食べ方、最高です。
まあ、ホントに、だまされたと思っていちど行ってみて下さい(北海道のひとも他府県のひともね)。