E-M1markⅡ + SIGMA30mmf1.4
遅ればせながら、今年のカメラグランプリはオリンパスE-M1markⅡが獲得、しかもレンズ部門も12-100mmf4が受賞。三冠獲得したということで、めでたい!もうすこしはやくソニーのα9が出ていたらやばかったかも知れないけれども、α9で実現したことの多くは、E-M1markⅡで先に実現されているものが多い。電子シャッターによるこれまでの一眼レフを超えた連写とアンチディストーションの両立、一眼レフより短いブラックアウト時間、5段以上の手ぶれ補正など。
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もちろんα9は35mm版サイズのセンサーで、E-M1markⅡのフォーサーズセンサーの約二倍の面積を持つことを考えれば、もろもろの技術的難易度は飛躍的に上がるので、その点でもα9はすごいとおもうけど、価格差を考えてみるといい。E-M1markⅡは20万円前後、α9は50万円前後。二倍以上の差があることを考えると、E-M1markⅡは本当にすごいカメラだと思う。
実際、プロの方々が仕事内容によってはE-M1系ボディを選ぶようになっているのを、僕もよく眼にするのだ。料理写真でも!
マイクロフォーサーズのカメラの素晴らしいところは、とにかく小さくて軽量であること。その軽量というのはレンズにも及ぶ。35mm版カメラボディと、f2.8より明るいレンズを持っていこうとすると、もう重いのなんの。
都市部の移動で、お店と料理の写真がメインであれば35mm版かAPS-CのSIGMAのSDで行こうかとも思うけど、僕のもうひとつのフィールドである地方の、駅前とかではけっしてない、畑や牧場、水産の現場などを機動的に動き回って撮ろうと思ったときに、その重さでもう一歩踏み込むのを諦めてしまうこともある。
けれども、E-M1markⅡに12-100mmf4をもっていけば、35mm版でいう24mmから200mmまでをカバーできる。ぼかしたいなら上の写真で使ったSIGMA30mmf1.4やオリンパス純正のf1.8シリーズ、またはまだ使ったことがないけど新しく発売されたf1.2のシリーズを持っていけばいい。超広角だって7-14mm(14-28mm相当)f2.8があって、とても軽量だ。
うわさではもうしばらくすると、エントリモデルであるE-M10markⅡの後継機が出てくるのではないか?ということだ。これならさらに小さいし、眼でみてわかるような画質の違いはほとんどないだろう。
でもね、E-M1markⅡは格別ですよ。シャッターを切ったときの軽さ、心地よさが素晴らしい。ミラーショックが無いっていうのはこういうことだ!という驚き。先日、お世話になっている方(その方もカメラマニア)に渡してシャッターを切ってもらったら、「まるで宇宙の無重力に浮いているようなシャッターの感覚ですね」とおっしゃっていた。言い得て妙!ほんとうにそんな感じなのだ。
いいカメラですよ、ホント。そして、SIGMAの30mmf1.4、こんなに花が美しく映るとはおもってなかった。こちらもマストバイレンズです。
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オリンパスさん、カメラグランプリおめでとう! 次は換算90mmのf1.2マクロレンズ出して下さい。待ってまーす。
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