首都圏の大手生協であるパルシステムの組合員ならもう目にしたかもしれないが、「きなり」というカタログ誌面の巻頭インタビューで豆腐の価格の話しが掲載された。担当してくれたTさんどうもありがとう！
「ほんとうに薄謝なんです」と恐縮されたので、「じゃあパルシステムの食品の現物支給も加えるってのはどうですか？」と言ったら「あ、それはいいですね！」と言っていただいた。そう、日常的には大地を守る会の会員なので、らでぃっしゅぼーややパル、生活クラブ生協などの他団体の食品にはあまり触れることがない。言いチャンスなのである。
調子に乗って「あれもこれも」とカタログから頼んでいったらけっこうな物量になってしまってゴメンナサイ。昨日届きました。
パルシステムのこだわり酵母食パン、トーストするととても美味しい。なかなかリーンな味だと思ったら、粉と酵母、砂糖と食塩しかつかってない。かといって物足りない風味ではありません。いい発酵の香りがアクセントになっています。いいなあ、このパン毎週食べたいかも。
牛乳は「こんせん７２」。こんせんとは根室・釧路地区の頭の文字をとって「根釧」と書くらしい。この酪農地帯の契約農家さんの生乳を72度15分のHTST殺菌したもの。これがまたいいお味の牛乳でした！時期的にも美味しい牛乳飲めるタイミングだったので嬉しい。ちょうど、フェアトレードのよいコーヒー豆（第一コーヒー）を楽しんでいたところなので、カフェオレにしたのだが、、、
砂糖を入れないのになんでこんなに甘いか！？ と驚くばかりの美味しさ。乳糖は偉大なり。
もちろんパルだからなんでもいいというわけじゃないですよ。
いちばん基本的な畜肉加工品もということでハムをもらった（右）。左のハムにくらべ色が悪いことから、無塩せき（亜硝酸塩を使わない）ハムだとわかる。ちなみに左のハムは亜硝酸塩は使用している、御殿場の二の岡ハム。食べ仲間のUG君が送ってきてくれた（ごちそうさま！）。
無塩せきなのはけっこうだけど、原材料をみると、卵蛋白も大豆蛋白も使っている。ということはかなり加水してます。しかも酵母エキス・たんぱく加水分解物も使用してるので、もはや肉の味わいではありませんね。国産の、冷凍ではなく冷蔵肉を使用してるというのも売りらしいが、うーん 無塩せきを求める人ってこっちはいいのかねえ。
まあしかし全国の骨のある産直系団体が直面しているのは、佳いものを求めるはずの消費者が「安値で」という圧力をかけてくることだ。大地でもそうらしいからなあ。中身のよさと安さは両立しないよ、どうしたって。
ちなみに二の岡ハムのロースハムは、亜硝酸塩とリン酸塩は使っているけど、調味料は塩と砂糖、香辛料だけ。そしてちゃんとスモークの香りをまとっている。とても肉感があって美味しい。そこはもちろんお値段も違うので、仕方がないのだけれどもね。
でもパンが旨いからいけた。パルシステム商品の宴は続きます（笑）