さて、ブッチャー&ビアを出て甲州街道がわに出て、バスターミナル「バスタ」出口からはき出される各国の人達をみながら進むと、まだ肌寒い風が吹く中、何かを待つ列ができている。ニュウマン名物といってもいいだろう、超人気ピッツェリアの800°DEGREES(エイトハンドレッド・ディグリーズ)である。
長いカウンターにならんでベースのピッツァを決め、お好みの具材を乗せてもらい、最後に石窯で焼き上げるというスタイルで、ロサンゼルスで大ヒットした業態だ。JRのターミナル駅の線路の真上に本格的に大型の石窯を二基も設置しているのはこの店だけだろう。
試作のタイミングで、岩手の産地巡りに行ってくれた若き深沢シェフに再会。目の前で焼いてくれた。
このときいただいたバージョンも美味しかったのだが、、、どうやらこの、ウェブ用の写真を撮影したときから、ミートボールをバージョンアップしたらしい!なんか、このとき食べたのよりうまくなってたんですよ!
はい、店内に入り席に案内されたあと、カウンターの右端に並んでまずはベースを選ぶ。マルゲリータやマリナーラ、チーズベースまたはグリーンソースのヴェルデなどから選ぶ。ちなみに短角に推奨されているのは、ベーシックなマルゲリータである。なので、マルゲリータとバジルペーストベースのヴェルデの二枚に短角ミートボールをトッピングしてみた。
生地のベースがここで手で伸ばされ、、、
すぐ横でソースやベーストッピングが成される。
その横には、いろどりどりのトッピングコーナー!
なるほど、自分好みにカスタマイズするのが大好きなアメリカらしいスタイルだ。
ここに、短角牛ミートボールが!
うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお でかくてゴツゴツワイルドになってる!
このミートボールを手でちぎって乗せてくれるという寸法だ。
具材のトッピングが決まったら、飲み物をオーダーしてお会計。焼いている間は番号札を渡されて、席で待つ。
と、席にもどったら深澤シェフが顔を出してくれた!
「どうもすみません、いま別のところで具材の仕込みをしてまして、、、短角牛ミートボール、好評で予想以上に出てます!」
とのことで、ホッと胸をなで下ろしたのである。と、さすがは強火力の石窯、ほどなくして「37番のお客様~」と声がかかり、カウンターにとりに行く。
ふつふつと縁のソースとチーズが沸いてる、焼きたてが来た!こりゃあ、アガルよね!
マルゲリータベースにはハニースナップエンドウもトッピング追加(これ大正解!)。
ヴェルデはバジルペーストにモッツァレッラ。ここにはミートボールとアンチョビを追加。
いやいやいやいや
短角牛ミートボールうまい!
宅配ピザに乗ってくる、なにがはいってるんだかわからない混合肉ミートボールとはまったくの別物! ちなみにこちらは赤身8対脂身2の割合のミンチだが、ほどよく短角の脂が入ってるから、口当たりがいい!
ヴェルデソースにアンチョビはちょっと塩辛くなるので、アンチョビいらないな。むしろこれなら、プレーンのヴェルデにミートボールを二倍増しで乗せるのが一番うまいかもしれない!
マルゲリータベースのほうは、食べ慣れたトマトベースでじつにまっとうに正当に美味しい! ていうか800°ディグリーズ、アメリカのピッツェリアってどうよって思ったけど、これは正真正銘の美味しいピッツァだよ。
いやー 一気に2店廻ったけど、どちらも心の底からお薦めできる。美味しいです!
フェアは今月中ということになっているけれども、肉がなくなり次第終了なので、ぜひ早めに行くことをお薦めする。なんつっても、こういう商業施設で一頭丸買いなんてふつうないからね。