もひとつ、高知から別口で送られてきたのが、高知ラスクと名付けられた、綺麗な箱に入ったトマト味のラスクだ。じつはこれ、先日も一緒に高知に行っていただいて、土佐あかうしの絶品料理を仕立ててくださった、あの「ビコローレヨコハマ」の佐藤護シェフが監修したものである。この同封されたチラシに刻まれし佐藤シェフの勇姿をみよ!
うわははははははははははははははは 似合わねー!!!(笑) 写真嫌いな佐藤さんらしい、なんとも微妙な表情(笑)! この、料理以外のことはどれも不器用な感じが佐藤シェフなんですよ。
ご存じの人も多いだろうけど、佐藤シェフと一緒になった清美マダムは、もともとは僕の会社で片腕(いや、それ以上ですけど)として働いてくれていた清美さん。この商品開発でも、清美さんのセンスが炸裂しまくったにちがいない。
このトマトラスクが、実に旨いっ!
表面にはトマトパウダーがびっちりまぶされていて、なんともラテンな高知をイメージさせる!
そしてその裏面をみると、香草などがぎっちり入っていることから、たんにパンを乾かしましたということではなく、この製品用に焼かれた特注パンであることがうかがえる。
このラスク、中身が実にじつに素晴らしい。だってこの表示を見てください。
わるいもんまったく使ってません!
しかもですね、食品表示には書かないけど、こんな素材使ってます。
牛乳、トマト、ニンニクはばっちり高知県産。
それにくわえて、、、
小麦粉 → 北海道産
牛乳→ なんと、ひまわり乳業(株)の乳搾りをした日がわかる低温殺菌牛乳!
バター→ 四つ葉乳業の製品
卵 → 高知県内で唯一ISO9001取得済みの(株)エッグメールの卵
いやーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
こんなに原価高そうなラスクなかなかないんじゃ無いですかね!?
しかもこれが無茶苦茶うまい!
トマトパウダー面のなんともパンチの効いた味わい!これがグルソーも淡白加水分解物も酵母エキスも使っていないとは驚き!やっぱり高知のトマトだからだろうか。
うま味と香り、程よい酸味がとてもリッチだ。もうこのラスクだけでご飯になる感じだ、、、いや、前言撤回、これはやっぱりおつまみだな、キンキンに冷えたビールが欲しい!
しかもですね、さすがの清美マダム。
「そのままでもラスクとして美味しいんですけど、その上からパウダーをまぶしてあります。ラスク用にパンを焼くとどうしても両端が無駄になってしまうんです。そこで、それをパン粉にしてパウダーに仕上げ、まぶして無駄を出さない。これはイタリア料理の基本的な考え方、クッチーナポーベラ(貧しい料理、無駄を出さない)が根底にあるんです」
なにより、この佳きラスク、製造をしているのは高知県の菓子工房レネー。障がいのある子供達が「親亡き後も輝いて生活できる仕組みを」と立ち上がった工房だそう。その代表の方から、丁寧な挨拶のお手紙もいただいた。
ラスクは一箱に4枚入り。上の細長い箱は、この中に小箱が二つはいっているという仕組みだ。
ということでこの高知ラスクは佳い製品! ぜひ買ってあげて下さい。マジで美味しいから!
■菓工房レネーのオンラインショップ
http://renee.theshop.jp