コーヒー豆が切れてしまったので、年末年始分を買いに門前仲町のカフェ・デザール・ピコへ。せっかくなのでE-M1markⅡを持ち出す。E-M1に比べてすこし大がらになったとはいえ、レンズ3本を持って行ってもさほど重くはない。
今回は、12-40mmf2.8に加え、マイクロではないフォーサーズレンズである50mmf2.0をマウントアダプター経由で。もう1本は大口径レンズSIGMA30mmf1.4とした。
このSIGMA30mmf1.4が、たった3万円とは思えないほどにいい感じに写ってくれる!
ピント合わせはS-AF+MF。つまり、シングルAFで一回合わせてから、ピントリングを回したらMFにもなるというモード。
フルサイズやAPS-Cに比べれば被写界深度の深いマイクロフォーサーズとはいえ、f1.4だとピント位置はシビア。
それでも、EVFのみえがいいので面白いようにピントが決まる。
なんだか、EVFでの撮影画像確認の時から「けっこう綺麗に写るよなあ」と思っていたのだが、画像処理がずいぶん進んでいるようで、絵作りもとても自然な味わいになっている気がする。
少なくとも、写真を3:2の比率でトリミングしたものを並べたときに、フルサイズやAPS-Cとの違いをあてられないこともあるだろうな、と思う。もちろん、情報量の多い森の全景とかだと差が出ちゃうとは思うけど、それでも仕事で使う分にはもうこれでOKでしょう、と思える仕上がりだ。
さて門前仲町に着いてからは、ZD50mmf2.0に付け替えだ。
フルサイズ換算で90~100mm付近のマクロレンズが不足気味のマイクロフォーサーズにとって、まだこのZD50mmf2.0には現役で頑張ってもらいたいレンズで、手放していないのだ。
この一眼レフフォーサーズ用のシリーズであるZDレンズ群は、マウントアダプター経由でマイクロフォーサーズ用ボディに装着して動作させることができる。しかし、一眼レフとミラーレスではAF駆動方式が違うので、位相差方式でのAFができないボディでは気が遠くなるほど合焦が遅くなってしまっていた。
その中でフラッグシップ機のE-M1は象面位相差センサーでの駆動ができたので、実用に足るスピードになっていた。
しかし!markⅡは、どうやら一眼レフ時代のEシリーズよりも合焦スピードが速くなったかもしれない。これはちょっと驚きだった。
AFだけではない。なんか、全体的に、これまでのフォーサーズ機での白飛びの多さが抑えられてるような気がする。一言であらわせば、とても自然な絵が出てくるようになったように感じられるのだ。
なーんか、すっごいことになったなOLYMPUS。
こんなふうに小さな小さな花を撮って、しべの先にピントを合わせる。白飛びもしていないし、ディティールがきっちり写っている。
やっぱりE-M1markⅡ、すごいカメラかもしれない。明日は事務所にいくから、ライティングしての撮影を試すとしよう。