以前ここでも報じた高知市内で展開されている川添ヤギ牧場。
■日本の畜産にも新しい風が吹く。ヤギの可能性を追うのは、ドイツで現代音楽を学んだエンジニア魂たっぷりの青年だった!
https://www.yamaken.org/mt/kuidaore/archives/2016/07/14058.html
そのヤギミルクをつかったミルクプリンを地元の菓子メーカーが製造販売しているという話は聞いていたんだけど、前回は地元スーパーであるサニーアクシスに行って売場にいったのだが「売り切れてしまってるんですよ~」といわれてしまったのであった。
今回まっさきにサニーアクシス内にある「西川屋」の売り場に行ったら、あったあったありましたよ!
二個しかなかったので二ついただきます。売れてますか?と尋ねたところ、エキゾチックなお顔の美人販売員さんが、「売れますね!じつは昨日10個入荷したんですが、昨日のうちに8個売れてしまいまして、、、」という。
ヤギミルクプリンなんてマイナーな商品が売り切れるってなかなかスゴイ事だ。だって一個378円と、普通のミルクプリンより高いですからね。
さっそく、すぐ脇にあるイートインコーナーのテーブルで、コーヒーと共にいただく。
おお~ いいかんじの蒸し具合!
このプリン、カラメルソース無しの、ほんとうに最初から最後までミルクプリンである。好感持てますね~!
で、お味の方。実に美味しいですよ! ヤギミルクの味ということで、羊にも共通するあのケモノ臭さを想起するひともいるかもしれないが、すくなくとも不快になるような匂いは一片もありません。
ではヤギっぽさを感じさせるものは皆無かと言えば、そんなこともない。先だって川添牧場のヤギミルクを飲んでいるから、控えめながらヤギミルクの風味は記憶に残っている。その記憶にプスッとシナプスが結合するような、同じ類いの香りがちゃんとある。ただ、ミルクを飲まずにいきなりこのヤギミルクプリンを食べた人は、それがそうだとはよくわからないだろう。単に「おいしいプリンだよ」となるはずだ。それはそれで、幸せなことかも知れない、と思う。広く一般に美味しいと認められるだろうからね。
ということで、高知を旅する人は是非、西川屋(にしがわや、と読みます)のヤギミルクプリンを食べてみて下さいませ。ヤギはこれから2月まで繁殖時期なので、ミルクの搾乳はストップなんだけど、夏に冷凍しておいたミルクを使って製造は続くそうなので、冬の間も食べられる!