はい、長期出張前の昨日、行ってきました。日本橋高島屋のエレベーターを8階で降りて左へ。大北海道店の催事場が拡がっている。そのまま進んで突き当たりをまた左に歩くといきなり、カレーの「唯我独尊」とラーメン「とみ川」のイートインスペースがある。
「えっ もしかして一緒に食べられるの?」
と思ったがそうではなく、分かれているので注意、ってそんな風に思うの俺だけか(笑)
宮田マスター、元気そうだが風邪を引いたそうでちょっと辛そう。代わりに頑張っているのが、マスターとあまりによく似た風貌になってきた息子ちゃん。上の写真の右端にシャツだけ写ってます。
今回のメニュー、まあ初めて唯我独尊を体験するなら、オムソーセージカレーがいいでしょう。唯我独尊のルーは、余計なものが一切入っていないルーだけのもので、その味わいがまさにワンアンドオンリー。食べれば言ってることが分かると思うけど、他に類似した味の店をみつけられない美味しさなのだ。
で、具材として何もない代わりに、自家製のソーセージをトッピングしたのがベーシックなカレーといえる。このソーセージがまさしく絶品。僕は本店の裏手で自作しているスモークハウスを見せてもらったことがあるが、自分のところのカレールーに合う味と食感の、ずしりと一本が大きい、本格的なソーセージを作っている。それがこんがり焼かれたものが輪切りになってズドンと載っているのだ。
で、オムはオムレツだ。富良野はご当地グルメの試みとしてオムカレーというのを出しているのだが、これはまあ開発型ご当地グルメだ。それ以前から独尊の宮田マスターはオムカレーを試行していた。チーズがたっぷり入った本格的なオムレツが乗っている。
オムソーセージカレーが1590円とぱっと見高く見えるかも知れないが、わざわざ富良野から食材を仕込んで担いで持ってきて、オムレツをひとつひとつ焼いて乗せてくれるのだ、まったく高いと思わない。
だってこれですよ。
ごめんオムレツに寄りすぎてソーセージが見えないけど、それだけボリュームがある。それに、自家製ドレッシングをかけたサラダ、富良野のカボチャのローストが乗っている。ライスは黄色、食欲をそそる炊き込みだ。
催事場のカレーとしては最高レベルのできあがりではないだろうか!?
そして今回、嫁さんが食べたのは牛タンソーセージカレー。こいつが実に素晴らしい!
だって こんなだぜ!?
申し訳程度に小さいタンが入ってるんじゃなくて、ゴロゴロ!
しかも、柔らかい! うちの嫁さん、案の定2きれくらい食べて「もうたべられないや」ということで私めに廻って参りました。計算済みでございます(笑)
そして、ここで独尊ビギナーにノウハウをひとつ。全体とルーの関係性は無視して、ルーがかかったところから、潤沢にルー資源を使ってご飯を食べていきましょう。
「そんなことしたらルーがさきに無くなっちゃう」
そう、そうしたら魔法の呪文、、、
「ルールールールー」
とサービスのお姉さんに言って下さい。恥ずかしがっちゃダメ! そうするとお姉さんが「ルーですね!少々お待ちください!」と皿を下げてしばし。
ルーだけ追加してくれます!(皿が汚くてゴメン)
後半もこれで食べ進められるわけです。
さて、食い倒ラーのみなさんは、美味しく食べたら宮田マスターに挨拶をして、いったん会計をしてからすぐ横のラーメンとみ川に並ぶべし。(ちなみに嫁さんはあきれてどっかに行ってしまいました)
ラーメン三種ありますが、わたしのイチオシは「石臼挽き2016無垢」。
じゃっかん気恥ずかしい名前をつけやがって富川マスター!と思ったけど、彼は元ボクシングチャンプなので、そんなこと言えませぬ。
きました元祖石臼挽きラーメン!
自家製麺のラーメン屋さんこそ珍しくなかったけど、石臼で小麦粉を挽いて、全粒粉を面にするという試みを十年以上前からやっている人はなかなかいない。しかも故郷を愛する富川マスター、使用している食材のほとんどが富良野または道産なのである。三種のチャーシュー(豚バラ、豚ロースの燻製チャーシュー、鶏胸)も手抜きなしで旨い!
こっちのマスターも相変わらず元気!年末には新しいチャレンジがあるようで(まだ言えない)これも楽しみだ。
ということで大北海道展、まだ間に合うから行って下さい。
ただし、、、高島屋さん、調理場がまったく見えない殺風景な造りのイートインコーナー、ちょっとさびしいです。やっぱり作り手が常にとは言わなくても、ちらちら見えるくらいはあってほしいなあ。壁に向かって食べるの、殺風景だわ、、、
唯我独尊&とみ川チーム、お疲れ様でした!