えーと、普通の食い倒れ日記読者には「またカメラネタかよ」と思われるかもしれないけど、どうやら3割くらいのトラフィックがカメラネタを期待してやってきている(笑)ということがわかってきたので、ちょっと書いときます。
毎年この時期はフォトキナという海外で開催されるカメラの一大イベントがあるので、新しい機種が発表になる。だからカメラ業界でざわつくのだけれども、それとともに現行機種は値下がりする。
なんでそんなことを言うかというと、昨日書いたエントリに使用したカメラはOLYMPUSのフラッグシップ機であるE-M1と、レンズはプログレードの12-40mmf2.8だ。せっかくだからamazonの商品情報にリンクをつけようとして調べてみたら、なんとこのボディとレンズのセットでたったの13万5千円で買えてしまうということに気づいたからだ。すげー安い!
OLYMPUS ミラーレス一眼 OM-D E-M1 12-40mm F2.8 レンズキット ブラック 防塵 防滴 OM-D E-M1 12-40mmF2.8LKIT | |
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カメラを買ったことがないか、エントリ機しか買ってない人は「えー高いじゃん」というかもしれないけど、いえいえ、これはとんでもない安さですよ!
おそらくフォトキナでE-M1後継機種が発表されることは確実。だからと言うこともあるとは思うけれども、この後継機はセンサーを供給する工場が熊本震災で被災したため、確実に来春までは出てこないだろうとみられている。だから、製品の息もまだまだ長い。
それなのに13万5千円。何で驚くかというと、セットになっている12-40mmf2.8というレンズを単体で買えば、実売価格は約8万円なんですよ。それを差し引きしたらE-M1ボディは55000円で買えちゃうってことでしょ。ニコンやキヤノンの入門機のボディでももっと高くないか?
カメラメーカーからしたらこうした超安値はまったくもって歓迎できないものであって、持続性もクソもないのだけれども、実際に買えてしまうというのだから仕方がない。カメラ入門者はこのセット、いいと思うな。なんでかというと、プロも使っているE-M1というボディはもちろん満足度が高いし、もうひとつ、セットについてくるレンズはボディを換えたとしてもズーッと資産として残る。
この12-40mmf2.8というレンズは多くのプロカメラマンが使っている信頼性の高いレンズだ。また、35mm版の焦点距離になおせば24-80mmとなり、広角から中望遠までこれ一本あればだいたいなんでも撮れてしまうという便利な焦点距離なのだ。APS-Cやフルサイズだとこのほかにマクロレンズを買わないといけないけど、OLYMPUSやパナソニックが進めるマイクロフォーサーズ規格は、センサーが小さい分、被写体にグググッと寄れる!このレンズのおかげで本当にマクロレンズを使わなくなってしまったのですよ。
僕も2005年にキヤノンのデジタル一眼レフを買う時、「レンズとボディで10万円以上するなんて高い!」と思ったけど、手にして撮ってみたら、コンパクト機とのあまりの違いに納得したものだ。そして、ボディやレンズを買えるたびに、価格には意味があるということを思い知ってきた。
カメラ製品は、ある程度の価格のモノを買わないと、逆に損をする。どうせいいものが欲しくなったら買わねばならないからだ。カメラ入門者で、15万円くらいの予算でボディとレンズ(それに64GBくらいのちゃんとしたSDXCカードをプラス)を手に入れたいなら、このセットをお薦めしたい。ちなみにOLYMPUSの現行機としてはE-M5markⅡという機種のほうが新しくて、センサーなどの機能も本機種より高いのだが、全体的なバランスからすると僕はE-M1をお薦めする。下記のセットがamazonで出てくるが、ついてくるレンズは12-40mmf2.8に遠く及ばない性能である。
OLYMPUS ミラーレス一眼 OM-D E-M5 MarkII 14-150mm IIレンズキットシルバー E-M5 MarkII 14-150mm IILK SLV E-M5MarkII1415IILKSL | |
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僕は、E-M1を使い続けながら、いずれ発表されるE-M1の後継機種をじーっと待ってます。はやくでないかな、、、