丸菱の展示会で、僕が講演する会場のとなりにトップトレーディングのブースがあったので、帰京する間際に訪れて、ラムを奪って帰りました(笑)なぜかというとオージーとニュージーの両方があったから。これは食べ比べしてみたい。
手前がNZで、みておわかりの通り分厚くかぶっている脂をとって調理しやすいカットになっている。オージーのは掃除前の段階で真空パックしたものだ。
シャンブレせずにそのまま塩をすり込んで、太白胡麻油をひいたフライパンで表面をリソレする。あ、骨肌はカットしています。
表面に焼き色がついたら100度のオーブンで10分くらい熱を入れて少し放置。
フランスで買った即席クスクスに野菜を混ぜたのと一緒に盛り込む。
いや、かんたんな火入れしかしてないけど、美味しいなぁ、、、へたな牛肉たべるより満足感が高いぞ。
で、オージーとニュージーはどっちが旨いのか問題だけど、これはもう好みの問題。上のニュージーは全体的に柔らかな風味。すこし技を効かせたい飲食店向けにはこちらでしょう。下のオージーはすこしアタックのある風味で、スパイスとかかけたガッツリ系がすきならこっちかもしれない。でもその違いも誤差範囲で、どちらもとても美味しい。
ラムに関しては国産と外国産の違いは明確だ。というのは、国産ラムはほとんどが穀物肥育中心だからだ。それに対してオージー、ニュージーでは牧草での肥育がほとんど。穀物と牧草ではまったく味が変わるのは当然のことだ。僕は、たまには穀物肥育の国産ラムもいいと思うけど、たくさん食べるなら牧草肥育の方がすきだ。
じっさい、上の写真のラム、一晩で嫁さんと二人で食べきりました(笑)
ラムをどこで買うか問題。 赤羽橋駅から少し行ったところにあるニッシンワールドデリカテッセンの二階精肉売場が、買いやすいんじゃないかと思う。思い切ってフレンチラックの固まりを買って焼いてみるといい。塩だけで驚くほどに美味しいご馳走になるから。