一部で大きな反響を呼んでいる(よい意味でも悪い意味でも)、東洋経済オンラインの牛肉関連記事、最後の一回になる予定だったが、なんと8400字もなってしまったので前後編に分けることになった。
前編は「ビタミンコントロール」と呼ばれる、人為的に牛肉にサシを入れる技術について書いています。ある意味では日本人の研究熱心さが生みだした素晴らしい技術であるが、よく考えてみたら気持ち悪い技術でもある。僕はこれが牛肉の美味しさを損なっている側面があるのではないか、と思っている。
ほんとうは、後編にまわされた部分と一緒に読むことによってニュートラルな内容になる予定だったんだけど、切り分けてしまったことで、現状のA5肉に関する否定的な側面が強調されてしまった。関係者さん、アンチぽくなってしまってスミマセンね。
ちなみにこの扇情的なタイトルは、私が決めているわけではありません。わたしは本文と見出し案を書いて編集部に提出。なぜなら、タイトルで読まれるか読まれないかがほぼ決まってしまうらしく、限られた文字数で効果的なタイトルになるよう、完全に編集部にお任せしている。
だいたい毎回、「え、、、ちょっとこれは、、、」と自分でも引いてしまうタイトルになるのだけれども、もうそこは自分のブログとは違うメディアなのでしかたなし。ご理解くださいませ。
http://toyokeizai.net/articles/-/132832
ちなみに、肉牛関係者でない方々は「へぇーそうだったんだ」という反応が多いのだが、関係者の方々からは「おいおいなんだよそんな書き方して!」「味方だと思ってたのに、、、」という反応もかなりいただいている。いやまあ完全に敵視されてるところもあったりするんだけど、逆に「よくぞ書いてくれた!」という反応も強烈にあったりして、まあいろいろと大変です。
ただ、ひとつだけ書いておくと、この連載の中身は僕一人が思い込みで書いているわけではなく、行政・研究・畜産の現場の関係者さんに丹念に話を聴き、資料をあたり、「この書き方だとちょっとヤバイですかね?」とチェックしながらお届けしています。そうでないと恐ろしくてこんな記事公開できない、、、
ということで、ぜひお読みください。