話題のカメラ sdQuattro なんですけどね、ほんとに大変なカメラです。もうね、一枚撮って背面液晶にその確認画像が出てくるまでに十秒じゃ効かないんですよ。あーもうホントに。
けど、はまるシチュエーションで撮ると、すさまじい結果を得ることができる。たとえば都市の、直線が多く光の要素も細かい景観。それと、夜景の長秒撮影。その名手といえば、来月に写真の展示会をさせていただくアイランドギャラリーの主、石島ひでおさんだ。
■ひでおちゃんねる http://hideochan.com/
ここをみれば、SIGMAのカメラがいかにこうした被写体に強いかを確認することができる。
今回は、私めも石島さんのみようみまねで撮ってみたので、どんなもんかみていきましょう。
まずこれは、幕張のとある食品企業のビル20階あたりからの風景。絵のように処理したようにみえるけど、雲とかを軽く強調しただけ。かんじんの下の方の京葉線の線路まわりの入り組んだ辺りの精細感を、拡大画像でみてください(クリックすると拡大されます)。
お次は夜景。
いやーこれはスゴいね!純正のRAW現像ソフトで少しだけ暗部を持ち上げると、空のディティールがクッキリでてくる。
ちなみに、画面中央下部にある、隅田川と橋とその前面のマンションと街灯の光芒のあたりをクローズアップ。
もうね、あいまいなところがないんですよ。手すりや電線の線がちゃんと出ている。
こういう被写体についてはフォビオンセンサーがぶっちぎりで強い、のかもしれません。まあしかし、それ以外に機動的にスナップを撮るようのカメラとしてはかなり大変ですわ。
この日は三人展を開催する写真家、丹沢さんとyumikoさんと共に顔合わせも兼ねた前祝い。
OLYMPUSの中の人、注目! yumikoさんの愛機はE-M1なんだけど、こんなド変態レンズつけてます! アイカップも改造済み、縦位置撮影用のL字ブラケットも実装済みだ。なんてマニア度の高いE-M1!?
石島さんの美しき奥様の手による料理、相変わらず美味しゅうございます。
ホワイトバランスさえあえば、料理写真には最強(描写が硬いんだけどね)。
そして懸案のポートレートです。
うん、ヤローはいいんだよ、丹沢くん(笑)
リエちゃん笑ってくれているのに撮るの大変でした。ピントがきやしねー。しょうがないからマニュアルでなんとか眼に合わせた!
この娘はぴっちり合いました!お目々が大きいからでしょうか。肌の美しさがわかります。
あ、いいですね、きれいですね。ちょっとギュッと結んだお口がまたいい感じです。キャッチライトもきれいに入ってくれました。
ということなんだけど、やっぱりね、一枚撮って画像確認して、露出をいじってというプロセスを経たいのに、書き込みランプが点滅しはじめるとなにも表示されなくなっちゃうので、やりにくいったらありゃしない。撮影時確認の画像はRAWに格納されている小さなjpegでよいのだから、それを優先的に、しばらく表示しといて欲しいです。ファームアップで対応してくれーーーー
以上、三人展がんばりましょう!女将ごちそうさまでした。