sd Quattro 18-35mmf1.8 アンブレラ+ストロボ使用
昨年まで某エネルギー系会社にいた石川さんのお招きで、さいたま市界隈の面白い人達との食事会に参加。というのも、浦和近辺でもまだまだ農地が残っており、消費地に近いこともあってか、さまざまな野菜を栽培している取り組みがあるとか。なんと石川さん自身も農家の若谷さんに弟子入りし、野菜を栽培しているというではないか!
という楽しそうな会なので、sd QUATTROとスタンドとフラッシュを持って浦和へ。場所は、駅からすぐの場所にあるトラットリア・アズーリ。大店なのに大入り満員の超人気店である!
■トラットリア・アズーリ
http://r.gnavi.co.jp/g161501/
石川さんに誘われて集まったのは実に濃い、埼玉在住または出身または関係のあるひとたち。
さて、sd QUATTROの使い勝手も試さなきゃということで、ばしばし撮ってます。
ほんとうは等倍でみるとビックリするほどにピント位置の精細感が立ってるんだけど、まあそれは後で。手回しのカッターで薄くうす~く削られた生ハムの質感をよく表現してくれた!
海無し県である埼玉だけど、魚介美味しいです(笑)ここのシェフ実に素晴らしい。
ズッキーニの花のフリット、モッツァレッラを詰めて。
ここで農家の若谷さんとパレスホテル大宮総料理長の毛塚シェフが、西洋野菜のマーシュについて議論。
「マーシュって売れますかね?」
「うーん、皿に一枚載ってればいいっていう使い方だと、量は必要ないんだよね。」
「あ、でもサラダ菜としてわしわし食べると美味しいんだけど、、、」
こうして農家さんは買手のニーズを知って作付けを決めるのである。
とっても美味しかったピッツァ。マッシュルームのペーストを塗った生地にに生ポルチーニ、そしてトリュフいりのサラミを薄切りにした者、チーズに卵を載せて石窯で焼いたもの。香りが四次元的に立ちのぼった。
これ、太刀魚のパスタだったかなぁ、大盛りで食べたくなった!
セコンドはラム。なぜかというとこの集まり、オージーラムを広める「ラムバサダー」の人達が多いからだそうだ(笑)
これまたふっくらジューシー、うま味も最大限に引き出される火入れ。グレートです。
いや美味しかった!
僕も埼玉出身なんだよなあ。でも、首都圏ではかなり遠い国、になってしまっている。今年は埼玉へのコミットを深めようかしらん。
それにしても美味しい店だった!ごちそうさまでした!
ではここからカメラ話を。
sdQUATTROと標準ズームレンズである18-35一本で撮影に立ち向かってみた。sdQUATTROのセンサーのサイズはAPS-Cなので、18-35mmはフルサイズでは27-52mmということになる。やや広角から標準までという、24-105mmとかの倍率に慣れた人からすれば「なんと幅の狭いズームレンズ」と思うかもしれない。いや僕自身がそう思ってる。
だいたい、50mmという焦点距離で料理を撮ることが僕はあまり好きじゃない。50mmだとじゃっかん広角よりなので、料理がすこしゆがむのだ。やはりフルサイズ換算で90mm以上の焦点距離のレンズで撮ることが好ましい、と思っている。
ところが、撮影してみるとなかなかそんなことを思わせない結果になって、驚いた。パースがついてしまって不自然な形にみえることもない。それに、やはりf1.8という被写界深度はとてつもなくピントが浅く、それに加えて意外に被写体に寄れるレンズなので、ボケます。生ハムの一枚目の写真、等倍でみるとほんとうに驚く。
ピント位置を切り出したらこれですからね!(クリックすると原寸大画像が開きます。スマホじゃなくておっきい画面でみてください。)
ただし、ピントはシビア。んで、イタリアンみたいな照度の低い、暗い環境だとAFは合焦までにかなり時間がかかる。ではマニュアルで合わせようとすると、これまた手こずる。ピーキングで合わせようとしても、うまくみえない条件があるのですね。なので、小型LEDライトなどを使って、ピント合わせ時に補助光をあてることが大事かもしれない。
しかし、ピントがバッチリ合ってライティングがうまくできれば、やっぱりスゴい絵が出てくる!ということはわかった。ので、もうちっと練習します。