山内千夏（やまのうちちなつ）さんはうちの会社が開催するイベントでは欠かせないガールズの一人。dancyuなどにも登場する料理家さんなのにも関わらず、受付とか配膳とかの仕事を文句もいわずにこなしていただける（申し訳ない！）素晴らしき方です。
その千夏さんが新刊！ 前著は甘くないおかずケーキのイタリア版を扱ったトルタ・サラータだったわけだが、今回もばっちりイタリアンど真ん中、そのタイトルも「カルパッチョ！」である。
ちゃんと買いましたが、告白しましょう。購入ボタンを押す前に 「んー でもカルパッチョって薄く切って並べてオイルとか酢とかかけるだけだもんな、、、」 と一瞬ためらってしまったことを！
しかし、届いて読んでみて、全然予想してた内容と違ったので嬉しいビックリであったのだ！
トルタ・サラータ イタリア式塩味のタルト | |
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今回もばっちりイタリアンど真ん中、そのタイトルも「カルパッチョ！」である。
| カルパッチョ! | |
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まず、この本には懇切丁寧に「マグロを5ミリくらい、繊維を断ちきるようににそぎ切りをしてこのように並べ、、、」みたいな解説は一切ありません！「鯛を薄く切って」くらいしか書いてない！ でも、もちろんプロセス写真や仕上がり写真をみればわかる！
これみて「どうやって切ったらいいかわからない」って人は、まず素材の切り方からどっかで勉強しましょう。ていっても、切るだけですからね、みればやれるでしょう！
だからタイトルに書いたとおり、お料理中級者以上に向けた料理本だと考えていいと思う。
では、この本の肝は何かと言えば、素材に対して合わせるソースのオリジナリティなのである！
アジには「ハーブ塩」
マグロには「山椒オイル醤油」
ホタテには「カレーヨーグルトソース」
イワシには「ピクルス＆オリーブのソース」
などなど、、、 「あっ そうやって作ればいいの！？」という驚きのあるソース＆ドレッシングがいくつもある。
しかも無駄な説明を省いているから、薄めの本なのに堂々50レシピ載っている！1400円フルカラーでこれはお得です。
読んでいるとマジでカルパッチョを作りたくなってしまう。
本来は生の牛肉の薄切りをつかったものがカルパッチョなんだけど、もはや日本では独自の進化を遂げてしまった。でも、イタリア料理家の千夏さんがやるんだから、これでいいのだ。
ということで、お薦めレシピ本です。いろとりどりのソースをお楽しみあれ！
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