はい、今年も出ました「そばうどん」! 年に一度しかでない雑誌です。
今年の巻頭特集は郷土の蕎麦文化で、岩手県と島根県。岩手も僕が担当したかったけど、それは流石に無理で、アノ店やコノ店を違うかたが執筆&撮影されています。でも、とても素晴らしい記事。
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んで、わたくしめは島根県14ページを担当!もちろん執筆&撮影。
島根の蕎麦というと、有名なのは出雲そば文化。けれども、もっと突っ込んでいくと、地域と蕎麦品種、製法と食べ方という4つの軸で、もっと深い世界があることがわかってきた。
僕の事前リサーチ数年分(笑)をベースに、3泊4日の決死の蕎麦ロードを敢行してきた、その粋がここに凝縮しています。この旅のコーディネートしてくれたのは、もう長年のお付き合いになる、島根県庁の山本朗さん。
一昨年に島根の仕事をご一緒した際に、
「僕は来年度で県の職員を定年になるから、来年中に取材を実現しようよ!」
ということで、そうさせていただいたということもあり、実に充実した取材を組んでいただき、また全行程をご一緒いただいた!朗さんホントにありがとう!
製法でいえば、出雲そばは丸のし・一本棒・そして手ごま切りなんですよね! 意味の分からない人はぜひ読んでみて下さい。
うつくしい「割子」そばだけれども、これ島根全域で食べられている文化というわけではなかったりします。
そして、島根は在来品種天国でもあったのです。
県の試験研究機関や地元の蕎麦屋、そして生産者さんたちが手を取り合って、価値のある品種開発をしている様子は、実に尊いものだった!
とっても美味しいそばたちに出会いましたねぇ。
「どじょうそば」ってしってますか?出雲の人達が愛する、太めでざらざらと星の入った蕎麦をそう呼ぶのです。
みずまわしからくくり、練り、伸し、切りまでの行程を、目にも留まらぬほどの滑らかな早技で示してくれた名人さんもいました!
ちなみに、お客さんの目の前で麺を切って揚げ玉を揚げるアノ店も掲載してしまいました(笑)
最後に、泣く子も黙るオリジナリティの隠岐そば文化も!びっくりしますよこの蕎麦文化の秘密。
そして後半の連載ページには、愛媛県松山市の鍋焼きうどん文化について。もちろん代表的なあの2店を取材してきている!
「ここまで撮った人はいままでおらんわ」
という言葉をお店のご家族からいただきました!俺の故郷の味でもあるしね、全存在をかけて撮りましたよ。
ちなみに、ここに掲載した写真は本誌には収録されていないものばかりです。ぜひ手にとって読んで下さいませ!
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