OM-D E-M1 56mm f3.5 1/50
ソースカツ丼の美味しいの、というのは実に裾野が広い。というのは、カツの肉がヒレであるかロースでモモであるかでも違うし、ソースがネットリした中濃以上のものかウスターのサラサラなのか、はたまた醤油ベースのタレ的なものなのかでも違うワケだし、それにキャベツなどの副次的な具が入るかということもある。
おれはどれであっても、具とご飯のバランスがいいカツ丼になっているならば好き。
で、桐生だ。某日、高校時代からの親友で和太鼓を一緒に叩いていた石坂亥士が、大規模ジャムセッションを開催したので行ってきた。
亥士はいまや群馬県ではちょっと識られた存在である。神楽太鼓にルーツをもつパーカッショニストであり、荒馬踊りを初めとするインストラクターであり、FM桐生で「スパイラル・グルーブ」という毎週の番組を持つパフォーマーだ。あの土取利行さんの直弟子である。
その亥士が、芸能生活20周年を記念して連続講演をする中の一夜に行ってきた。
桐生って東京から結構かかります(笑) 3時間くらいか、、、 どうせいくならソースカツ丼だな。それも志多美屋だなと。 ちなみに桐生にはソースカツ丼の老舗がいろいろあるが、志多美屋が本命。それも、本店が大本命だ。
だが、僕はこれまで亥士のうちに遊びに行ったとき、支店の方で食べていた。だから、本店がどんな味だが識らない。支店といってものれん分けのようで味は違うらしいのだ。ということでレッツゴー。
駅から15分ほど歩きまして、見えてきました!
飯能市からはるばるみにきた、昔から仲良くしてもらっている陶芸家の佐々木弘章・玲子夫妻もジョイン!
ちゅうことで、オーダーはふつうのカツ丼とメガ盛りカツ丼。え、そんなのあるの?
あったんですよ、、、ふつうのカツ丼は4枚、大盛りは6枚、そしてメガ盛りは8枚!
ちなみになにもことわり無ければここはヒレカツになります。そんで、限定でロースカツ丼もあるそうなので、こちらも試しに頼んでみました。
こいつがメガ盛りです。しかもご飯も大盛りにしたんだけど、こ・れ・は・スゴい!
俺でも「おおおおっ」とくるボリューム!
あのですね、東京近郊の盛りと地方の盛りは違うんですね。地方では、車でわざわざ食べに来る人が多いので、普通盛りでもお腹いっぱいにならなければ、ブーイングが出てしまう。だから、普通盛りで基本OKなんだよね。だから、大盛り頼んだらスゴいのよ。もちろんご飯には強い俺なので、普通に喰うけど。
志多美屋のカツは、表面のパン粉(なのか?)がバリッと強い食感だ。これが企業秘密なんでしょう。まるであられのような粒状感たっぷりのパン粉が歯にバリバリと食感を残す。対照的にやわらかなヒレ肉がコントラストを描いて、実になんとも独特の食べ心地だ。
ソースの味わいが適度にドライだが、辛すぎない。そしてご飯が実に美味しい!ソースをすったご飯の粒だちがとてもよい。美味しいです。支店とまったく違う味のような気がする。
そんで、こちらがロース。
えーとですね、、、
美味しいけど、やっぱりこの店ではヒレの方がいい!
というのは、ロースの脂がソースの塩味やスパイス感を中和・吸収してしまい、しっくりこないのである。ロースでやるなら、もっとネットリした中濃以上のソースでないとだめだな。たまに喰うならいいかもしれないけど。
いやでも満腹、実に美味しかった!
さて亥士のライブは実にエキサイティングだった。12人の演者が入り乱れる即興セッション!
E-M1 80-150mm ライブ撮影もOM-Dでバッチリだわ。
関心のある方は動画もご覧下さい。そして、興味が出たらぜひ亥士のライブに行ってみて下さいませ。