やまけんの出張食い倒れ日記

ああ、この人は開花したな、と思った瞬間。 安斉紗織 彩色写真画展『 みるやかなやの花』 SIGMAのdpでしか撮れない画質に筆を入れ彩色し、唯一無二の作品を作るさおりちゃんを観に行って欲しい。

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銀座方面に用事があったので、京橋のアイランドギャラリーに寄ることにした。ちょうどいま、安斉沙織ちゃんが個展を開いているのだ。彼女は美大を卒業したあと、このギャラリーの店長を務めていた。明治神宮の宝物展示室で開催された「海森彩生」というグループ展に参加させていただいたときも多分にお世話になった。

その彼女が、満を持してと言うべきか、店長を辞め、アーティストの道を歩み始めた。それも、実に彼女らしい戦略を採った。それは、撮影した写真に色を乗せて作品とするというものだ。これは写真でもない、絵画でもない、いやどちらでもありうるという不思議な表現でじつにチャレンジング。

昨年の第一回目の個展ですでに素晴らしいと思ったのだが、二回目となる今回で、彼女は自分の世界観を確立したのではないか?と思った。入り口に飾られた一枚、上の写真にあるものだが、これの実物を見るとまったく印象が違います。

そうか、彼女は眼にみえないものの世界に足を踏み入れたか、、、

しかもこれら作品すべてが、SIGMAのdp1とdp2のクアトロ兄弟で撮影されている。入り口に入ってみた瞬間にわかったもんね、これはdpでないと出ない風合い。

いやすばらしい。もうかなり販売予約マークがついていた。しかしこれ、作家は大変だ。だってプリントするだけじゃなくて、一枚一枚、彩色するんだもの、、、でも、この作風を選んだんだ、頑張ってね!

ということで、日曜日までに東京駅~京橋方面に来られる方、無料ですから、足を運ぶといいですよ。

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安斉紗織 彩色写真画展『 みるやかなやの花』
会 期 2016年6月3日[金]-12 日[日] 11:00-19:00
入場無料 会期中無休
会 場 Island Gallery
東京都中央区京橋1-5-5 B1
           phone / 03-3517-2125
協 賛 マルマン株式会社 Canson Infinity
フランス菓子 エリティエ

※全日作家在廊します。