土井善晴さんレシピによるレタスの肉味噌巻きが素晴らしくシンプルで美味しい！思わず二度作っちゃった。

いくつかの料理専門誌に連載を書いている関係上、料理雑誌にはひろく目を通しているつもりだけれども、その中でも土井善晴さんのレシピは「じつによいなあ」と思うことが多い。土井さんのレシピは登場する材料も可能な限りそぎ落としており、その分、素材の味がしっかり出るようになっている。

「きょうの料理」を観ていたら、土井さんが肉味噌のレタス巻きを作っておられた。観ていると、レタスを準備してゴボウをささささっとささがきにしたらそれをみじんに刻む豚肉はロースのトンカツ用を包丁で細かく刻んで挽き肉に。そしてニラを刻んではい終わり。

しかも炒め方の指導が素晴らしい。油を熱した鍋にゴボウを入れたら「触らないでおいとくんです」。そうすると焼き色がつく、これがうまいと。焼き色がついたら豚肉を入れて、これも触らない。色が変わったら砂糖と味噌を加えてまぜ、ニラを入れてハイでき揚がり。

なんて簡単な！ そして試食では、レタスに肉味噌をおいたら、レモンをひとしぼり。そこにご飯を少し巻き込んでも美味しいですよと。

これはうまそうだ！ とすぐさまやってみた。その時、奇跡的に冷蔵庫に大地を守る会から届いた粗刻みの豚挽き肉とニラ、ゴボウがあったのだ。さささっとつくってやってみたら、妻も僕も目を丸くするほどに美味しい。肉だけの肉味噌ではなく、ゴボウがあることでゴリッとした食感が楽しく、砂糖と味噌だけのシンプルな味付けだが、ニラが絶妙なアクセントに。そこにレモンを搾ってシャクッとしたレタスの食感が加わると、これが最高。

 

いやー あまりに美味しくて翌週、またやってしまいました。市販の豚肉・ゴボウだと一段味が落ちるけど、それでも美味しい。

シンプルなレシピ、だが計算され尽くしてますな。 「きょうの料理」テキストは僕もかなりの長期連載を書いているけど、つい忙しくて届いた掲載紙に目を通し忘れることがある。今回はテレビをつけといて本当に佳かったと思ったのでありました。我が家の新定番料理に決まりました。下の、現在発売中の5月号に掲載されてます！

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