その昔、さぬきうどんブームの火付け役となったあの「恐るべきさぬきうどん」が3巻までしかでていなかった頃、親友ののざけんの車でさぬきのうどん店を廻ったのだった。その時に「魔の満濃トライアングル」という地域があった。満濃町のある信号の三方に、うどん店があるというところだ。一角はあの醤油うどんの「小縣」。もう一方が忘れた。そんでもうひとつが僕が釜揚げうどんの店としてナンバーワンだと感じた、長田である。
オリーブ牛の生産者さんを撮影する仕事で久しぶりにこのあたりを訪れることになったので、無理を言って長田で昼をとらせてもらう工程にしていただいたのだ。
久しぶりに入った長田だったが、あの大きな徳利に温かい釜揚げの汁が入っているのは変わらないスタイルだった。
ブームのなかでさらに磨かれて、うどんの旨さを最大化した新興店が多発したいまとなっては、最高クラスの旨さかどうかはわからない。けれども、この複雑で香り豊かなつゆは、やはり長田ならではだ。しかも、湯がたっぷりからんだ麺を数回つけるうちに、つゆがわりと簡単に薄まってしまう。ということは、、、 おそらくここは余計な調味料でうま味を増していないのではないだろうか。うま味がのびないんだもん。実に正直な作り方をしていると思う。
初めて食べたけど、冷たいうどんもなかなかでした。
オリーブ牛の画像を掘り出して現像していたので、その余録ですがアップ!