ということで、メーカーからもついさきほど発表されたとおり、OLYMPUSからミラーレスカメラの新機種、PEN-Fが発表された!
■OLYMPUSのPEN-Fサイト
http://olympus-imaging.jp/product/dslr/penf/index.html
で、某所にてすぐさま触りました。OLYMPUS機を使ってきて10年、断言しますがこのカメラは素晴らしい。いま、フラッグシップ機のE-M1を使っているけど、このFは絶対に買ってしまうと思う。
プロユースを念頭においたOM-Dシリーズは、一眼レフライクにペンタ部が尖った形状が特徴的。これは、フィルムカメラ時代のOLYMPUSの銘記、OMシリーズのデザインを踏襲したもの。そして今回のPEN-Fは、そのフィルムカメラ時代のPENシリーズのオマージュをちりばめたデザインである。
もちろん、PENシリーズは初代機であるE-P1から持っていた。というよりまだ捨ててません。
今から思うとほんとに懐かしい、この頃はミラーレス機はパナが出したもう一台とこの二機種だけだったのだ。ここから全ては始まった。
でも、初期のミラーレス機には不満があった。それはファインダーがないので、背面の液晶画面をみて撮影する、つまりスマホと同じ撮影スタイルしかできなかったことだ。やはりファインダーに接眼して構図を決めて撮影したい。
その願いはOM-Dシリーズで叶えられたのだが、ストリートカメラであるPENシリーズには電子ビューファインダー(EVF)は搭載されてこなかった。
しかし、、、
PEN-Fには、左上をみればわかるように、EVFが着いているのである!
覗いてみたが、「おおっ、、、」と言葉を失うほどの精細感。ていうか、フラッグシップ機のE-M1より段違いに自然に見えるじゃないか。正直、光学ファインダーである必要をまったく感じないレベルだ。
「これ、有機ELなんですよ」
とのことだが、よくわからないけど素晴らしく見える!
しかも液晶画面の左側のヒンジをみればこれも一目瞭然だが、バリアングル液晶なのである!これは好きな人は大好きだろう。僕はそんなに使わないけど、あればそりゃ便利。
それにしてもこのカメラ、カッコイイ、、、
ご覧の通り、EVFとバリアンを入れたせいか、ボディには厚みがあり、幅もあるので、これまでのPENシリーズと同等の重さだ。でも、すっげーEVF入ってるからね!文句ありません。
そんで、シャッター切ってみたんだけど、、、
すげーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーいい!
シャッターユニットが刷新されていて、今までより静かに、落ち着いて、しかもお洒落な音がする! 「シュキン」という感じ? バタバタ感がない、ショックがやわらかな音である。
シャッターを押すのが快楽!
操作系も実に充実していて、ダイヤルは不足なし。個人的にはパワーのオンオフは右手でやりたかったけどまあ仕方が無い。あと、アートフィルターとか使わないし、画質コントロールもあまりやらなさそうだから要らないっちゃいらないんだが、まあ仕方が無い。
露出補正が物理ダイヤル化されたのは悪くありません。電子ダイヤルでもよかったけどね。
ということで、画像は持ち帰れなかったけど、おそらくこれまでで最上級の絵になっているでしょう。2000万画素に仲間入りしたのは、単純にありがたい。これでしっかりこれまで以上に仕事にも使えるでしょう。
ちなみに、これまでPENシリーズは松竹梅の三種のラインがあったが、基本的にPENシリーズのフラッグシップはこのFになるようだ。そして、竹梅は一本化されて、ミドル機だけになる。最近、メーカーの要望とはまったく関係なくカメラが格安になってしまい、利益が取れない状態なのだそう。だから、PEN-Fは手頃なお値段の高級機という扱い。
でもね、カメラってもともとそうなんだよね。手軽にいい性能のが買えるっていうんじゃなくて、「ううう、えいやぁっ」と飛び降りる気持で手にして、愛着を持って使っていく。そういうもんだったわけだよね。
PEN-Fはそれでいい。ミラーレス機が好きな方、大本命にしていいカメラです。手に入れたらまた続報書きましょう。