時間が空いてしまいましたが再開!
さてフランスには20種以上の肉牛の地方品種がいるのだけれども、そのうちのひとつがパルトネーゼ種。日本語でこれについて書かれているものって観たことがない。けど、このパルトネーゼ牛がフランスでどんな位置づけにあるか、そのストーリーを聴いたら、きっと日本の肉牛関係者は感動し、羨ましく思うことだろう。
まずはその露払い。
パルトーネ市の肉牛農家を訪ねる。どんな風に日本と違うのだろうか、とこの時僕は胸をドキドキさせていたのだが、牧場につくやいなや、なんとなく既視感でいっぱい。
こちらが農家さん。ゴメン、お名前失念。
なんかね、このたたずまいですでに「あれ、日本とあまり変わらん!」と言う感じなんですよ(笑)日本の畜産も欧米からやってきたわけで、共通する感じですな。
さて、なにはなくとも、昨晩食べたパルトネーゼ種とのご対面! なんだけれども、ここで最大の驚きが待っていたのだ!
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はい、この牛ちゃんが、パルトネーゼ種です!
ジャンッ!
ジャジャンッ
ええええええええええええええええええええええええええええええええ?
土佐あかうしそっくりじゃん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
えーと、何に驚いているかというと、目の周り、口の周りに、毛が黒くなっている部分がるでしょう?これを「毛分け」というのだけれども、土佐あかうしにはこの毛分けが出るのですよ。
はい、こちらが土佐あかうし。
晴天下だから毛の色が明るくなってるけど、ほぼ似てます。そして、一番身体の大きなオス牛の顔をご覧下さい。目の周りと鼻の周りが黒くなっているのだけれども、これが毛分け。この現象は、若い牛にはあまり濃くでてこないようなので、周りの子牛とメスにはみられないけど、近寄るとかなり「あ、でてきてる」と言う風になるのだ。
もちろん似てるとは入っても、何からなにまでというわけじゃない。パルトネーゼは目の周りが白くなるようで、土佐あかうしとはちょっと違う。
でも!
やっぱり似ているとおもいます、はい。
さてこのパルトネーゼだが、デントコーンサイレージ、麦わらといった粗飼料に加えて、ペレットや圧片大麦、小麦を与えられている。
そして平均的に36ヶ月齢の肥育期間を経て出荷されるという。これは、経産牛が好きなフランスとしてはけっこう珍しいようだが、早い段階で身体が出来るんだということだった。ちなみにシャロレーの場合は5~6歳の牛が一番よいとされているので、パルトネーゼは随分若いうちに出荷するのだ。とはいっても、日本は25~30ヶ月齢なので、それに比べれば十分長い!
もちろんこの農家さんはシャロレーも飼っている。
そして牛舎を出てすぐのところに、4haほどの放牧地があるのだ!
ここから、シグマ社が誇る超ド級カメラ dp1quattroの画像をお楽しみ下さい。
さあ、このパルトネーゼ種の物語とはどんなものか?
すみません、明日書きます(笑)