OLYMPUS E-M1 12-40mmf2.8
さて「くーた」で食べたあと、担当者会談が必要になり、K氏とY氏と共に二軒目に。
「あのですね、中州には実は、最高にうまいカツ丼があるんですよ!」
なんでもそのカツ丼を出すそば屋では、蕎麦はほとんど頼まれることがなくて、みなカツ丼を注文するのだそうだ。それは、行ってみねばなるまい、、、
店の名前は「藪」。堂々たる屋号ではあるが、とくにあの藪そばの系譜ではないのではないか(笑) だってここの蕎麦、茶そばなんだもん。
しかしすばらしくいい感じの店内。とくに長いすの風情がイイ!客のほとんどが呑んできた人たちであるというのがよーくわかる。
壁の、とくに見やすい場所にやっぱり「カツ丼」。これがそれほど安くはなくて、1000円ナリ。とりあえず3つお願いしました。
その間、もう一皿頼んでしまったのが、タカナの辛子炒め。
これ、日本酒のアテに最高です。高菜漬けと油と辛子の相性って最高だ。
そうこうしているうちに運ばれてきました、カツ丼!
おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお
茶色がかなり強い!スーパーストロングスタイルの、減塩という言葉とは一切無縁であろう、容赦ない褐色である!
これぞカツ丼の正しき色彩だ、と思う。最高なのがタマネギの様態だ。実を言うと僕はカツ丼において最重要な位置づけにいるのがタマネギであると思っている。タマネギをくったりと割り下で煮て、甘みが出るくらいになったのができてないと、僕は好きではない。たまに、タマネギではなく長ネギを使うカツ丼もあるが、申し訳ないけど好きじゃない。
で、この藪のタマネギのクッタリ度合い、最高である!
そして、もうひとつここのカツ丼の特徴が、、、
肉が薄いことだ!
これ、カツ丼のデザインに重要な部分なのだが、藪のカツ丼は肉を食わせるものではなくカツを食わせるものなのだ。衣がカリリリと、あくまで食感が残っている。もしかすると、京都のように、割り下と玉子をカツに載せる方式かと思ったが、そうではないようだ。それにしちゃ、カリカリ感が残っている!
なかなかに下品で旨くて、夢中で食べた。いい〆になりましたわい。また来ようっと。Kさん教えて下さってありがとうございました!