カメラマニアの世界で、ストレートなフォトグラファーというのではなく、「こんな人いるのか!」というマニアック道で有名な人物、塩澤一洋さん。ここではShioさんと呼ぶ。
shioさんは成蹊大学の法学教授。なのだけれども、学生時代からウェディングフォトグラファーとして生活費を稼いだ(いまでも頼まれれば撮影しているそうだ)人、リコーの初代GR-Dからその開発にもアドバイスを続け、とうとうGRにはそれまでなかった親指AF機能がつくようにもなった。SIGMA社のレンズやDPシリーズを率先してバリバリ使い込み、その最適な撮影方法を編み出して広めるという伝道師的な役割を果たしている。
例えばShioさんは独自に編み出した、ぶれずに水平・垂直を出しやすいグリップ方法を公開している。3.5通りあるそうで、詳しくはshiologyという彼のブログを読んで欲しいが、そのスタイリングだけここにあげる。
まずはオーソドックスな横位置スタイル。親指でシャッターレリーズするのがポイントだ。
そして縦位置。これも親指をシャッターボタンにかけているのに注目!
単にカメラを持っているようにみえるが、撮影用のフォームなのである!しかもぶれにくいのだ。
そして注目がこれ。
よーくみると、カメラが上下逆さま!
これを応用すると、自分撮りが非常に綺麗にできる。
この状態でカメラを持っている手を右に伸ばせば、画面上にはその腕は写らず、隣にいる人との集合写真をあたかも他の人に撮ってもらった!と言うように撮影できるのだ。その作例もShiologyに載ってるのでご覧あれ。
カメラだけではなく、彼は自分の人生全てをハッキングしている人である。例えば靴はこれである。
そして、なんと彼はいまパンツをはかずにふんどしを履いているそうである。
「最高の下着ですよ!」
ちなみに彼の大学のゼミ生はみなShioさんに感化され、カメラを買って彼のように撮影したりするそうなのだが、カメラだけではなくいろんな意味でshioさんに影響されていく様を「Shio漬け」というのだそうだ(笑)
そしていま僕は、必死に「ふんどし、いいですよ!」というshio漬けのプレッシャーから逃れようと努力している、、、(笑)
この模様は週刊アスキー誌面にて、来月どこかで掲載予定です。お楽しみに!