撮影:DP3Merril
先日僕がイギリスに行く直前にDP2Quattroのファームウェアのバージョンアップがあって、どんな感じだろう?と思っていたのだが、予想以上の内容だった!
まず、シグマのカメラ&レンズ評価について信頼を寄せる、京橋のアイランドギャラリー店主である石島さんによれば、高精細な画質が本来の実力を出せるようになったと。つまりいままではその持ち味が発揮されていなかったと言うことだ。詳しくは石島さんのブログまで。
■ひでおちゃんねる
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で、それだけかと思っていたら! シグマの中の人から「やまけんさん、ご指摘いただいていたマニュアル時の背面液晶の露出問題を解決しました」と!
どういう問題かというのはこちらをご覧あれ。そしてこの問題に関しては、シグマの山木社長と呑んだ時に「治します!」と明言してくれていたのだ。
それがこんなに早く来たーーーーー!
念のため、露出シミュレーション問題とはこういうことだ。
ストロボを使用してなにかを撮影する場合、ストロボが発光しない状態では真っ暗になるようなシャッター速度&絞り値に設定することが普通だ。その場合、一眼レフカメラなら光学ファインダーを覗けば、被写体を確認することができるのだが、ミラーレスカメラの場合は背面液晶画面をみてピント合わせなどを行わねばならない。この時、値そのとおりの画像を背面に表示すると、真っ暗になってしまう。下の写真がその状態だ。
なぜかDP2Quattroではこの状態になってしまう。こうなると、どこにピントが合ってるのかわからないので、撮影の使用がないのである。
で、今回のファームアップによって、こんな改良がなされた。
上記のメニューがこれだ(みにくくてスミマセン)。
これを「切」にしてやると、ピント合わせや構図の設定ができる一定の明るさに表示される。
これが、この機能があればっ! DPシリーズが本来持っているポテンシャルを、ブツ撮りで活かすことができるのですよ!
ということで、露出シミュレーション問題解決!
それで、先のエントリの「きょうの料理バッグ」を撮影できたわけです。めでたしめでたし!これからもファームアップによって最強のカメラになっていくのを楽しみにしておりますよシグマさん!山木社長様、ありがとうございました!