仙台に行くと必然的に牛タンを食べたくなるわけだが、いまさら「え、仙台の牛タンって和牛のタンじゃないの?」なんてつまらないツッコミはいれないようにお願いします。牛タンは牛一頭から一本しか取れない非常に希少な部位。日本中の牛タン焼肉需要にこたえられるだけの頭数、いません。欧米諸国で牛タンを食べる文化がないことをありがたく思いつつ、輸入牛肉のタンに感謝するわけです。
さて、牛タン名店は多いけれども、地元の友人K・Sに聴いたところ「最近は『司』の評判がいいねぇ」とのことだった。「司」グループは3店舗、本店と駅前ダイワロイネットホテルの一階、そしてこの繁華街の虎横店がある。でも、お薦めはこの虎横店だ。というのは、この虎屋横町というのが実にいい感じの酒場街だからである。
まだ陽が落ちる前の健全なる虎横の眺め。
司は2/3Fです。酔っ払ってこけることのないように、一軒目に設定するのがよろしい。
この店ではヘンなものは頼まず、ひたすら牛タンを食べるがよろしい。僕はもう最初から牛タン定食1.5人前にテールスープ、そして牛テールにパウダーニンニクをどばっと振って焼くテール焼きが旨かった。
なんつってもこれである。イイでしょ!?ソソルでしょ!?
厚めにカットされた牛タンに歯をたてると、意外にもフカッと柔らかく、でもすぐに噛みきれるようなヤワではなく、牛タン食ってるよ感満載の絶妙な噛み応え。そこからにじみ出してくるつけ塩汁のうま味。噛みちぎってぎゅっぎゅっと繊維をかみ砕きつつ、青トウガラシの味噌漬けを囓る。途端に、イノシン酸の世界に味噌のうまさとトウガラシの辛みがぷらすされてオーケストラのごとき立体感ある旨さが現出するのだ!
ウマいっ!
あとはひたすら食べ進むのみである。
この感動をみてもらうために、もっと大きな画像を用意した。上記の画面をクリックしていただくと、でかい画像に行くので、これで食欲を喚起していただきたい。仙台にいない人、ゴメンね。
で、なんで虎横店をお薦めするかというと、それはつぎのエントリをお待ちいただこう。
PS 写真のお話し。冒頭の牛タン画像にも大きい画像をリンクさせてます。こちらはニコン純正60mmで撮影。そして後の方の写真はタムロン90mmマクロで撮影。画角の違いと描写の違いをみることができます。