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あけましておめでとうございます。今年も出張食い倒れ日記をよろしくお願いいたします。
1日は鳩ヶ谷で、父方の親戚一同が集まり、その夜から2日夜まで埼玉県北本市の実家に帰っていました。
酒を本でいた親父が、珍しく昔の仕事の話をする。彼は某百貨店に勤務していたのだけれども、なにをやっていたかという話を初めて聴いた。その内容があまりに衝撃的で絶句。そういう仕事をしていたのかよ!そのことについてはここでは書けません。親父のやってきた仕事の足跡に42歳になって触れました。いや驚いたな、今年はそれだけでも大きな収穫だったかもしれない。
その親父が買っていた文庫版の「のぼうの城」上下巻を今更ながらに手にとって読んでみると、なんとまあ面白い事おもしろいこと!しかも、この埼玉県の実家からすぐ、自転車でも行ける距離で起こっていた合戦の話では無いか!と、数時間で一気に読み終わってしまいました。
のぼうの城 上 (小学館文庫) | |
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のぼうの城 下 (小学館文庫) | |
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しかも作者の和田竜さんの昨年のベストセラー「村上水軍の娘」は、これまた母方の実家のある瀬戸内、愛媛県今治市周辺が舞台になっている。ちなみにうちの母の旧姓はもちろんのこと村上であります。もちろん、まだ読んでません(笑)この作者の本はちゃんと読まねばならんな、といまさら思うのでした。
村上海賊の娘 上巻 | |
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それと、辻調グループの小山先生がおそらく献本してくださったのであろう、この本。
和食の知られざる世界 (新潮新書) | |
辻 芳樹 新潮社 2013-12-14 売り上げランキング : 1400 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
いやー 良書です。辻調グループの料理学校すべてを率いる校長先生である辻芳樹さんとは、まだお会いした事はないのだけれども、なるほどこんな歩みをしてきて、こんなことを考え、実践している人だったのかと。辻調グループといろんなコラボレーションをしてきたけれども、初めて識りました、素晴らしい。今日はこの三冊を読みました。
あと、超マニアックなので、あまり一般の人に勧めるわけではないけれども、この本も読んでいる。実に素晴らしい内容。
品種改良の日本史―作物と日本人の歴史物語 | |
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日本の食生活上、重要度の高い農産物の品種改良の歴史について書かれている本で、実はこの本の前に「品種改良の世界史」という上下本が出ていた。そこでは、ジャガイモについていろいろ教わっている師である森先生も寄稿されていたので、ひそかに僕が関わっていた料理関係本のノミネート作品に推したりもした。品種の研究をする人にとっては実に面白い本なのだ。
ちなみにトマトの章を書いているのは、かのタキイ種苗でトマトの品種改良、つまり大ヒット品種「桃太郎」の品種開発に携わる総責任者である加屋さんが執筆しておられる。その道のプロ中のプロが書いている本書は実に貴重な資料である。
このシリーズはもっといろいろ出していただきたいなぁと思う。
ちなみに晦日と大晦日は、大掃除に嫌気がさして、髪を切ってくると偽って駅前の漫画喫茶に入り、機動戦士ガンダムオリジンの全巻読破をやってきた。やっぱり名作だ。あとドラマになった「クロコーチ」の原作漫画を手に取ったが、さすがリチャード・ウーの原作、素晴らしく面白い。絵も線が細く綺麗なタッチで、野太い男達を描いていて絶妙。はやく続きを読みたいと思う。
同じく大晦日から読み始めた池波正太郎の自伝エッセイ。
青春忘れもの (新潮文庫) | |
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これがまためっぽう面白かった!すごい人生だ。というより、時代がしっちゃかめっちゃかすごかったのもあるだろう。それにしても出てくる食べ物の描写がすばらしい。ああ、カツレツ食べたい。
そしてこれから、さる文芸編集者にいただいた柳田国男を読む。
山の人生 (角川ソフィア文庫) | |
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角川ソフィア文庫は、装丁が美しく、読みたいという気になる。これに加えて、日本の生協の活動についての既存論文を山のように読まねばならぬ。
ああ、書いてる時間、あるのかなあ。
それはともかく、1月5日のフジテレビ「新報道2001」、とうとう生放送で僕も出る事になりました。次回オンエア情報がまだ番組Webに掲載されていないのでなんのネタなのかは書きませんが、まあみなさんわかりますよネ。僕はともかく、ご一緒する面々が実にスゴイ人たちなので楽しみにしてて下さい。
年末に宮城から届いた素晴らしき卵。 福岡のとっても大玉なあまおう。ということで、今年もよろしくお願いします!たべものにとって佳い一年にしていきましょう。