えー ちょっとヤバイです。オリンパスE-M1が到着してからというものの、ニコンD800の登場回数がめっきり減ってます。
やっぱり軽いってのはハッキリとした価値だ! ボディ443gに換算24-80mmf2.8のレンズが382g。双方あわせてもD800のボディより軽いのである。しかも画質が素晴らしい!先日の山形での料理撮影は、ちょっとドキドキしながらもE-M1のみを持って行った。
結果は、、、
素晴らしいじゃん!
また、センサーがフルサイズの二分の一ということで、暗部の階調表現がいまひとつとかいろいろいわれてきたマイクロフォーサーズだが、画像処理エンジンがよっぽど進化しているのか、ぜんぜん気にならないレベルになってきた。
もちろんD800で撮影すれば、もっと階調表現に深みのある画質になる可能性が高い。けれども、その違いがわかる写真となるサイズは、少なくとも上の画像の3倍くらいの大きさからだろう。これからも「これは何が何でも心残り無く撮りたい!」と思うものに関してはD800を持って行くと思うのだが、それほど引き延ばす必要がなく、よほどの動体で連写が必要でもない限り、E-M1の登場回数が増えそうだ。いやもうそうなってる。
いままでは完全に信頼できるボディがなかったので、マイクロフォーサーズでシステムを組むということに真剣になりきれなかったという感はある。その雰囲気が変わっていたのはOM-D初号機であるE-M5が出てからだが、それでも今ひとつ乗り切れない部分はあった。それはよい標準ズームがないということと、だいぶEVFが見やすくはなったものの、エクセレントとは言えなかったから、そしてボタン操作がグニョッとして頼りなく、操作しづらかったからだ。
しかしそれらの欠点がすべてE-M1と12-40mmf2.8の登場で解消された。見事なまでに。ホント、仕事で使うカメラとしてもお薦めできると思う。何よりみんなが驚くのがファインダー。何も言わないで渡す。ファインダーをのぞき込んで「ん、けっこういいネ」といじってるところに「それ、光学ファインダーじゃなくて電子ファインダーだよ」というと、10人中10人が「えええええっ」とのけぞって驚くのである。ホント、それくらいファインダーがいい。
そこで、満を持してカメラバッグ選定に入った。というのは、いままではマイクロフォーサーズでガチッと仕事をしてこなかったので、D800用のバッグに入れていたのだ。しかしそれでは圧倒的にサイズが合わない。ボディもレンズも2まわりくらいずつ小さいから。間仕切りの中でスカスカになり、動いてしまうのだ。これでは逆に傷がついたりしてしまう。
でも、意外とないんだよね。僕の希望するスペックは下記の通り。
・E-M1には縦グリップを着けたまま、また12-40mmを着けたまま収納できること。
・小さいマイクロ規格のレンズの幅に合った間仕切りがあること。
・標準ズーム以外の収納レンズは45mmf1.8、ZD50mmf2.0マクロ+アダプタ。
・フラッシュFL-50RまたはFL-36Rを入れる。場合によっては2本入れられること。
・加えて望遠が必要な場合はZD50-200mmも入ること(その代わり何か外す)。
・料理写真で現実的に使えるサイズのレフ板が入るスペースがあること。
・何より、バッグ自体が軽いこと!
これにマッチするバッグってなかなか無い。ミラーレスカメラ用に発売されているバッグは、どれもタウンユース念頭で、交換レンズ1本入るくらいのカジュアルバッグばかり。で、一眼レフ用商品を見てみると、どれも大きすぎてスペースも重量もかさむ。
バッグの重量ってとても大事で、たくさんレンズが入るバッグは、自重も重くて滅入ってしまうことが多いのだ。
ちなみに、週刊アスキー誌上で書いたレビューでは、このオリンパス純正バッグについても書いた。
撮影:スタジオアトム平原カメラマン
このオリンパス純正 CBG-10、ものすごく気合いの入ったバッグだ。だって、前面にある丸いわっか、これマイクロフォーサーズのホンモノの金属マウントなのだ。カッコイイ!
けどね、、、これ金属だし重いし、バッグはできるだけ軽い方がいいんだから、そこまで真面目にしないでいいよ。結果、このバッグは1,260gもあるのです。ちょっと重い、、、
しかもですな、下の写真を見てもらえればわかると思うが、フォーサーズ時代の大型レンズを入れることも想定しているためか、仕切りが微妙にデカイ!
E-M1グリップ付きはすっぽり入ってるけど、他のレンズとフラッシュだとちょっと余っちゃってるでしょ? これはちょっとなぁ、、、という感じだったのである。いや、ZDレンズを現役でバリバリ使っているひとなら、間違いなくこのCBG-10はいいバッグです。
でも、おいらもうマイクロでいいもんね、という人にはもっと小さいソリューションがあってもいい。と思っていたら!みつけちった!
いやもういい感じにど派手なオレンジ。落ち着いたグリーン(下の画像)もあるんだけど、おれは派手好きなので断然こっちだね。
ご覧のとおり、一眼レフ機を念頭に作られているようなんだけども、実にコンパクトなつくりだ。iPadサイズになっているのに注目。ホント、小さい。それなのにレンズ付きボディに加えてレンズ3本にフラッシュと、意外に荷物が入る。これは、ラウンドタイプのフォルムじゃなく、真四角スクエアな形だからだ。そう、ラウンドシェイプって意外と無駄なんだよね。真四角がいいんです。
ということで速攻で買いました。もちろんオレンジね!これ、バッグ重量が770gと軽いのです。それがまず最高。
僕の場合はレンズ付きボディを真ん中のパーティションに入れ、右ポケットに45㎜f1.8と50㎜f2.0を、左ポケットにフラッシュと小型三脚を入れ、上の写真のiPadの入っているところにレフ版を数枚入れて持ち歩いている。
望遠が必要な場合、ミニ三脚を抜いてそこに50-200㎜を入れることができる。残念ながら50-200付属のフードはデカすぎて入りません。けどそれは割り切ることにした!手でハレ切りすることにしましょう。
しかもねーーー
このカメラバッグ、たったの12,000円程度で買えちゃうんです、、、
このセットが、もうとにかく快適でしかたがない!きょうはその収納しているところの写真がないので、今度アップしますね。
というわけで、いいことづくめのE-M1とその周辺。今度はこれに合わせ、ライティング機材を見直し中です。