昨日のNHKの「サラメシ」をみていると、立ち食いそばの話題だという。と、どっかでみたことあるなぁこの人というオッサンが出てきて、、、
ああっgoriじゃないか! オッサン臭いけどまだ全然若い(30代前半)gori君である。
彼とは、愛宕「港屋」の菊地店長とメシを食ったときに同行してきたので、話をした。港屋とは、「課長 島耕作」の作者の弘兼氏が大好きで、よく作中にも出てくるあのラー油入り汁&牛肉の甘辛煮ドカンの変則激旨そばを出す港屋である。2006年に食い倒れ日記のムックをアスキーから出してもらった際に取材をしたのだ。その際、メシ食おうということになったのである。
菊地さんは他業種から蕎麦屋を始めたわけだが、まったくもって完全主義者という感じで、二店舗目は出ないだろう(任せられる人がいない)という印象をもったが、やっぱり二店舗目はできていない(笑)
それはともかく当時のgoriはまだ学生だったはずだが、すでにものすごい数の店舗数を廻っていた。しかし僕はてっきり年上のサラリーマンだと思って接していたのだが、途中まで全然年下だとわからなかった(笑)
その彼が今、ソフトウェアの仕事をしながら相変わらず立ち食い蕎麦くってるのか、と嬉しくなってしまった。映像みてて若干、身体が心配だが、、、(俺も同じか)
立ち食い蕎麦の世界は、とくに駅のプラットフォームなどで食わせる店に関しては、JR系列のNRE(日本レストランエンタープライズ)が店舗運営に乗り出して統合してから、文化として死んだ。それまでは駅ごとに業者が入っていたから、味も流儀も違ってバラエティに富んでいた。
それが「あじさい」に代表されるNRE運営の店になると、判を押したようにどこでも同じで、しかも激烈にまずい蕎麦を出すようになりやがった。油の酸化したかき揚げを出しやがって、、、俺はNREの弁当や蕎麦を食べて「美味しい」と思ったことは一度たりともない。添加物表示量も、気が遠くなるほどにもの凄い(まあそこは真面目に表示している、とも言えるが)。NREこそは図体がドでかいくせに日本の食文化レベルを下げる、最低な業者だと思う。
あっ話がついついそれた。だから、いまは駅外に立ち食いワンダーランドを求めるしかないのだ。久しぶりにgori君の立ち食いそば紀行をみたら、やっぱり駅外が中心である。それでも彼が偉いのは、駅ナカの店もちゃんと試しているところだ。よくやるなぁ。
昨日出てた本郷のお店、10点ですな。今度いってみようっと。