やまけん、宮崎によく行ってるなぁ、と思ってる人多いと思います。けど何やってんの?と思ってる人もいるだろう。今年度は宮崎市と、雇用創造推進協議会という機関とこんな冊子造りをしていた。
宮崎と言えばマンゴー、地鶏、チキン南蛮、、、というようなステレオタイプの名物ではなく、本当に宮崎市民が愛する日常食って冷や汁でしょ?それを真っ正面から採りあげて、外部から来た人に冷や汁を楽しんでもらえるような店や体制を作っていくべきではないか?
僕がずーっと宮崎県人に対して言ってきたことだ。それに対してみな最初は「??」 「冷や汁なんて、どこにでもあるフツーの食べ物でしょ?」という反応。この人達、宮崎の冷や汁が全国にあると思っているのだ。そして「こんなの家で食べるもんでしょ」と言って、外で食べようとしない。彼らにとって冷や汁はケの食事なのだ。
しかし、外から見た冷や汁文化はとてつもなく深く、広い!それこそ10人のお母さんがいれば、全く味の違った10種の冷や汁になる。
たとえば子の過去ログ。
■宮崎冷や汁の冒険が始まる!宮崎市民が一番慣れ親しんでいて、それでいてよくわかっていない郷土料理こそ、冷や汁である!三種食べ比べただけでもそれを実感した!
https://www.yamaken.org/mt/kuidaore/archives/2012/10/post_1897.html
ということで、まずは外の人(観光客)と中の人(宮崎市外の県民)に対しての冷や汁理解を深めてもらうための仕組み作り。まずは冊子です。でも、単なる冊子じゃない。このために、宮崎市の主婦達に対してアンケート調査を行い、「宮崎における真の冷や汁の姿とはなにか」を徹底的に調査した。
その調査結果を踏まえて「宮崎市民にとっての正道の冷や汁とは」を解説してある。
例えば、このブログを読んでいる方は「冷や汁」をなんと読むだろう?宮崎の人の多くは「ひやしる」と読みます。外の人は「ひやじる」と濁ることが多いんじゃないだろうか?また、宮崎市の一部地域では「ひやしゅる」と読む。これは「汁」を「しゅる」と読む習慣があってのことだが、、、
そして、冷や汁にかかせない、味噌にすり込む魚には何が一番使われているか!?子の結果には僕も驚いた。ここでは明かさないでおこう。
もちろん、ご自宅で作ってみようという人のために、先のエントリで出てきた三種の全く違う味の冷や汁味噌レシピも、こまかく掲載。
そして冷や汁に力を入れている飲食店を厳選して収録。しかもこれまでのガイドブックとは違い、この店の冷や汁味噌の魚ベースはなにか、など細かく解説してある。
この冊子を、50名様にプレゼントします。応募は下記フォームから。申し訳ありませんが抽選結果は発送にかえさせていただきます。
実は後日、電子書籍でもこの冊子を公開しますが、紙になっているのはやっぱりよいもの。ぜひ応募して下さい。もちろん僕もコラムを書いてます。
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