2013年2月16日 from 日常つれづれ
ということで、無事放映が終わってよかったよかった。録画して置いた番組を観て、あ~残念と思ったのは、実際には1時間フルの時間を使って料理をしていたんだけれども、番組の前ふり映像が長かったこともあって、そうとうにカットしてしまっていたことだ。まあ、これは仕方が無い、けれども料理風景も相当に面白かったので、それが伝わらないのがとても残念だ。
アイアンシェフ関連のツイートを検索してみると、とっても否定的なものもあって、そうかぁと思ってしまうのだけれども、現場に居合わせた人間としては「いやすごかったよ!」という感じだ。
ということで、事前の約束通り、なんでああいう審議結果にしたのか(僕の採点ね)について書いておこうと思う。
朝の9時半、某スタジオに入る。アイアンシェフスタッフのためのケータリングサービスが食事の準備をしてて、それが意外に旨そう。「おいおい今喰いたいゾ」と思ったけどなんとか思いとどまる(笑)そう、腹すかせてかないとな、ということで何も喰ってないからだ。
控え室は一人一人に準備してもらっていたので、よそ行きジャケットに着替える。隣がマッキー牧本さんなのでご挨拶。着替えてたらプロデューサーさんがやってきたので、先のエントリに書いた「マジで採点していいの?」「もちろんです!」というやりとりがあったわけです。
さてそれ以外の打ち合わせは特になくて、審議員一同がスタジオセット入り。ソムリエの田崎真也さんはフードアクションニッポンアワードの審査員で顔を合わせていたけど、ありゃ完全に忘れられてましたな(笑)
スタジオ内に入ると、巨大なセットにやはり驚き。お金がかかっている!実況席はスタジアムを見下ろす二階にあるので、そこに上がって開始を待つ。服部先生にご挨拶、辻調のテクニカルサポートの先生がたにもご挨拶。秋元さんも登場。審議員に後から加わったのは僕だけなので、特になんの説明も無く始まるようだ。いいのかよ、俺、雰囲気まったくわからないぜ!とドキドキしていたんだけどね。
さて階下を見下ろすと、山田シェフの応援団がギッシリ。特例らしいが、なんか入場前から拳を握りしめている女性(おそらく店のスタッフさんとかだろう)もいて、かなりのテンション。
僕はてっきり、映像のパート毎に順番ばらばらに撮っていって、後で編集するんだろうと思っていたけれども、あの番組の流れ通りに最初から一発撮りだった。あ、もちろん一発撮りと言っても、コーナーとコーナーの間は数分のブレイクがあるけどね。
さあそして開始。あの番組冒頭の山田シェフの過去と現在を語る映像が流れる。僕ら審議員もそこで初めてあの映像を見たのだ。もうこの次点で秋元さんとかがジワッと泣き始めてる。どうやらこの回は審議員の皆さんにとっても「ホントにこの企画やるのか!?」という特別なものだったらしく、緊迫感のある実況席だったのだ。だいいち、服部先生のテンションがものすごく高かったからね。
アオリ映像の後半、見城さんの名調子で俺たちの涙腺も相当ヤバイ状況。「あいつももう一回、燦々と陽の当たるところへ」で決壊寸前。控え室の山田シェフが目頭をぬぐっている映像が重ねられていたけれども、あれは当日の我々は観ていないから、ノミニー登場のシーンで、出てきたときにすでに山田さん泣いてるじゃん!というところでもうダメ。お涙ちょうだいでヤダという人もいるようだけど、あれを目の前でみてたら、けっこう来ちゃうよマジで。
さてそんで対決開始。そのまえにちょっとブレイクさせてください。
このWebはいわゆるグルメではありません。味や価格だけではない「よい食事」とは何かを追求するためにひたすら食い倒れる記録です。私の嗜好に合う人しか楽しめないと思いますがあしからず。
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