山形県庁の一戸さんより、赤カブの酢漬け二種送っていただきました。なぬ、この写真の変な形のが赤カブ?と思われる方もいるかもしれません。これ、正真正銘山形県の伝統野菜のカブなのです。お姿はこんな形。
まるで大根のようにズドンと伸びる立派なお姿。この写真だと対象物がないので縮尺がわからないけど、30cm程度あります。
これを、ご当地では酢漬けにするのが圧倒的に多い食べ方。岩手県北部でもそうだけれども、ぬか漬けにするのはあまりみない。岩手の北部で酢漬けが多いのは、むかしはぬか漬けの元となる、お米があまりよく穫れなかったから。当然といえば当然の帰結であります。しかし山形では米はけっこう穫れてたと思うんだけどな。それでも酢漬けが多いのはなぜなんだろう。今度、在来作物研究会の江頭先生に聞いてみよう。
次年子カブはハッキリとした紅色。
バリッとした食感かと思いきや、以外とモロッと柔らかい食感だ。対して南沢カブはアントシアン特有の、赤紫色。
こちらは食感がバリッとダイナミック。細胞が引き締まり、食感が強いという感じだ。そしてどちらもイソチオシアネートがビリッと効いて刺激的。文明に飼い慣らされた白い西洋カブでは味わうことができない、カブの生命力だ。
このカブが届いた日、愛媛からの帰りで、うちの母の松山在住の親友である照ちゃんがもたせてくれた巻き寿司があったので、これとじゃこ天とで豪華な夕食。
最高ですわ、、、 一戸さん、ご馳走様でした!照るちゃんもありがとうねぇ。