週刊フライデー誌上で始まった新連載、読んでくれましたか?もうね、週刊は大変ですよやっぱり。しかもA4の上質な紙に載るので、写真に求められるレベルも上がるから大変。開始からしばらくはNikonのD800で撮影したものが中心になりますが、そのうちにOLYMPUSのOM-Dや、シグマのDPシリーズで撮影したものも掲載されていくので、お楽しみに。
さて、連載第一回目に採用されたのは松阪ホルモン。三重県の松阪市と言えば、泣く子も黙る日本一の銘柄牛・松阪牛となるけれども、地元のみなさん口を揃えて「年に一回食べるかどうか、高いですもん」とのこと。その代わりに彼らが愉しむのが松阪ホルモン。それもいろいろ店や流派があるようなのだけれども、今回取材に行ったのは脇田屋。
この日は松阪市で6次化や農商工連携をしている人たちのワークショップに、講演と試食講評のために出張。その流れのまま、ぜひいいお店紹介して下さいとお願いをしたのだ。市の関係者の皆様ありがとうございました!
では、フライデーには掲載されていないいくつかのカットを開陳します。
脇田屋本店
松阪市長月町12
0598-22-1129
※支店もいくつかあります。
開店したての早い時間にいったから、まだあまり混んでいなかった。ラッキー!しかし、市の人たちによると「松阪ではホルモンとか焼き鳥を、昼から夕方にかけて食べるのが多い」そうで、意外に日中も混んでいるらしい。確かに、この直前に行った別のお店では、もう焼くネタも無くなりかけてて、店じまいの準備。すげーなー。
ホルモンに超絶合う飲み物、梅割り焼酎300円(!)ナリ。
これ、ちょっとスゴイことに梅割りシロップが自家製とのこと。
「実はねヤマケンさん、この辺の店で使われてる梅シロップが特製で美味しいんですわ」と市の室長さんが言っておられたので楽しみにしていたのだ。
写真奥がシロップ、その前の透明なのが焼酎。当然甲類だ!もうね、呑んだらすぐにお馬鹿さんになっちゃいそうな、ストレートに酔いの回る酒である。これに梅シロップを好きなだけ入れて下さいと手渡される。普通はこういう出し方はしてないと思う(撮影用だろう)。
と、ここで驚くべきことが発覚!室長が梅シロップのことを問うと、脇田屋の社長さんが
「実はね、、、シロップ作ってたところが辞めちゃってね。このシロップはうちで自家製で作ったんです」
マジ?????自家製シロップかよ!そんでこの値段は、、、ううむ。ホント、松阪ホルモンは庶民の店である。
さて、そんで肉である。ホルモンは各部位いろいろ取りそろえられているので、ハツやシロなどを部位ごとに発注。黒々とした甘い味噌ダレに絡まれた皿が出てくるのを、七輪の炭火で焼いていく。フライデーの採用カットがこれ↓
撮影時、どうしても炎と煙がいいあんばいで上がったのを撮りたかったので、とにかく肉を載せて焼き、市役所の有志手タレ二名(笑)に肉を持ってもらう。この手タレはけっこう大変!炭火に炙られて「熱い!熱い!」となるのだ。ゴメンね室長と世古さん。
お店としてはほんとうはあまり火を入れすぎないで欲しいようで、「あー焼きすぎやなぁ、、、」という感じでこちらをちらちらみておられる。ゴメンナサイ、でも旨そうに写ってるから大丈夫です!
ちなみに掲載してないカットの中から、候補画像を数点。
店を切り盛りしている脇田親子。右にいらっしゃる二代目脇田さんだが、実はこないだ驚いたことが!我が家の引越で、古いdancyuを泣く泣く処分(涙)しているうちに、いつの号だったろう、90年代の号に、松阪ホルモンの記事が!そこでこの脇田屋さんが出ていて、この二代目脇田さんが,黒々とした髪で写っておられたのだ!うわああああっ 出てたぁ!という感じ。面白いものです。
ということで、松阪の皆さんありがとうございました!
もう一店のほうは、しばらく間を置いて、忘れた頃に掲載です。