エーゲ海に面したイズミル、賑やかな都市であるカルシヤカ市でもやはり、憩いの場として魚港が愛されているようだ。
「次に案内するのは、どうもね、築地みたいなところらしいのよ。魚を獲った漁師さんが集まって、お茶を飲めるところなのね」
とエリフが、観光局のトップであるシェルブムさんの言葉を訳してくれるが、築地とはちょっと違うな、あそこには漁師じゃなくて卸・仲卸が集まるからネ。つまりここはフィッシャーマンの集まる地域。そこのお茶処ということなのだ!なかなかいい感じじゃないかあ。
ビルが並ぶ背景に、いきなり小さな漁船が係留されているスポットに到着。
ちょっと驚いたのは、どの船にもトルコ国旗が掲げてあること。日本ですべての漁船が日の丸を掲げてるところはみたことない。これって、愛国心でやってるんですか?と尋ねたら「いえいえ、決まりなんです」とのこと。やっぱりそうでしたか。
ちなみにイズミルに入ってから、天気が少し崩れるかもと言われていたけれども、そんなことはなくド晴天。
青色の見え方がやはり日本と違います。
よく見ると漁師さん達が、自分の船の整備に余念が無い。つまりここは漁港であり、漁協の組合員達の作業場なのである。
その横で、なぜか愛も育まれております。うん、こういうシーンは築地周辺でもありうるね(笑)
魚の集まるところ、猫も集まる。この地は猫の楽園なり。いっぱい居ます。
そしてここはもう一つ、鳥の天国でもある!
左上を飛んでいる鳥、何だと思いますか?シルエットを観て僕もん?と思った。だって、超遠目でみてもでっかいんだもん!あれれもしかしてあれは、、、
「あれはペリカンですよ!この地域には20種類のペリカンが生息しているんです。」
えええええええええええええええええ ペリカン!?
はい、ペリカン君でした、、、これね、ものすんごくでかい鳥なんですよペリカンって。近づいたらちょっと危険を感じるくらいに。
そう、ここが猫とペリカンと魚と遊べるカフェなのであります!わーお最高の立地だね!
飲み物が主だけれども、トルコ名物の鯖サンドなんかも食べることができる。俺もおもわず食べようかと思ったけど、「それはイスタンブールまで待ってて」と言われたので断念(笑)
手前の漁船で網を補修してる若い兄ちゃんが、観光客を楽しませるためにか、時折ペリカンに魚を投げてくれるのが嬉しい。ペリカンもそれをわかったもので、船の近くをうろついているのだ。
カフェにはもちろん観光客だけじゃない。一仕事終えたであろう漁師さん達が、バックギャモン(かな?)かなにかの遊びに興じている。これ、トルコの町中でよくみかけた風景。
もちろん、鯖サンドと愛の光景もあるのです。
さてここらで我らのイズミール州、カルシヤカ市の兄姉達を紹介しましょう。
左から、奥様を愛する料理好きにして、写真を学ぶこと15年(!)、ネリヒさん。その隣はわれらが阿佐ヶ谷イズミルのエリフ、真ん中の姐さんが観光局の束ね役であるシェルブムさん、こう見えて若いムラッツ君、そしてイケメン運転手君である。ニコンのスピードライトSBー910で日中シンクロ撮影。
カルシヤカにてMen In Black!
さあて、あんまりお腹は減ってないけど(笑)昼食だ!