とびきり旨い朝食の2時間後にはまたランチが待っている。お腹をすかせるためにいろいろ廻るコースを用意してくれていたのだが、まずはなんと写真資料館へ。トルコの有名な写真家であるハムザ・ルスハンという方の記念館になっている。
案内してくれたのは館長のビレントさん。なんか、俳優さんみたいな佇まい。なんだかトルコの人たちは実に絵になるお顔立ちが多いのだ。
最初に案内されたのは、館外にある黒い物置上の物体。あれ?これってもしかして、、、
「カメラ・オブスクラです。」
うわああああっと これがそうかぁ!カメラ・オブスクラについてはぜひ検索して欲しいのだが、カメラの原型となったものだ。
この小屋の全面にはレンズが仕掛けてあり、小屋の中に入って扉を閉めると、真っ暗な中にぼうっと前景が、逆さまになって写っているのだ。
おわかりだろうか。この像をトレースして写実的な絵を描いたのだそうだ。いや、実物に入って体験したのはこれが初めてだ。
写真記念館の中は、オールドカメラの山、山、山!
大判から中判、そしてコンパクトサイズのカメラなどが歴史に沿ってどでででんと並んでいる。もちろんある時期からは日本製のカメラが並び始める。
この写真記念館が素晴らしいのは、カメラだけではなくそのネガも大量に収集していることだ。
貴重な、当時の事情が透けて見えるような記念の写真がいっぱいプリントされている。
笑っちゃうのは、かなりの確率で飾られている写真の中に本日のメンバーの親戚が写っていること。例えば下の写真でエリフが指さしている美しい女性は、ネリヒのおばさんだそうだ(笑)!確かに似ている!
そして一番のサプライズ。下の写真の美しい女性。
モノクロプリントに、色塩ビ津などで薄く紅を彩色している。このモデルさんは有名な女優さんだろう、、、綺麗な人だ、と思っていたら!
「これ、私の母なんです」byビレント館長
マジ???????????
ビックリだよ!
これらの古い写真群は、いろんなところから集めた中から審議委員会が選んだものだそうだ。いいですね、ホントに当時の息づかいが伝わってくる。
いや、実にいい時間でした。カルシヤカに来たら、ぜひこの写真記念館にも足を運んで欲しい。古きトルコの姿を見ることができるぞ!ビレント館長さん、そしてスタッフの皆さんに感謝!ありがとうございました!