宮崎から帰って、事務所に戻ったら、シグマからDP1&2Merrillが届いていた。識ってる人も多いだろうけど、コンパクトデジカメに見えるだろうけど、モンスターカメラと呼ばれている製品だ。
数世代前の、大きめのコンパクトカメラ程度の大きさの筐体。レンズはズームではなく単焦点で、1が28mmの広角、2が45mmの標準だ。どちらもF値はF2.8と明るい。が、それくらいのスペックのカメラならばいまは結構見慣れてしまっている。
けれどもこのカメラの最大の特徴は撮像センサー。他の一般のデジタルカメラに採用されているベイヤー方式ではなく、フォベオン方式という革新的な技術を採用している。けれども悲しいかな、僕はこのセンサー技術に詳しくないので解説はできません。中身を識りたい人はこちらを観て下さい。
このDPシリーズがスゴイスゴイという話は以前からきいていた。ソースは、昨年度に明治神宮の宝物展示室で僕の写真展をプロデュースしてくれた、京橋のIsland Galleryの館主であるイシジマさんだ。
なにも解説せずとも、彼のブログにアップされた写真をみれば、このカメラがコンパクトデジタルカメラではないということがわかると思う。
すげーなー、オーストラリアに牛を撮りに行ってくるから、使えたらなぁ、と言っていたら、イシジマさんがシグマの方に僕の話をしてくれ、貸与していただけるという。やったーと思ってたら、今度は大地を守る会で僕が書いている原稿担当のUさんが、ひょんなことから「シグマの社長の山木君は僕の同級生なんだよ」というではないか! なんだこの縁は!?
ということで、いままでレンズもカメラも使ってこなかったシグマ社についに遭遇。どんな写真が撮れるのか、楽しみだ。
ちなみにもちろん、オーストラリアにはニコンD800、ニッコール16-35mm、24-70mm、70-200mm、そしてタムロン90mmマクロを持って行きますよ。それに加えてDP1&2merrillを持って行くつもり。 今回は、リコーGXRとオリンパスOM-Dはお休み。さてどうなることやら、、、
ちなみに、なんでこんなに電池パックが並んでるかというと、このカメラ、電力消費がはなはだしいらしく、丸一日の撮影だと二つでも足りないようだ。メーカーの人が気を利かせて3つずついれてくれた。筐体も一緒だからすぐわからなくなる。だからパーマセルテープでこんな見苦しい識別用に貼りました。シグマさんゴメンナサイ。