今回の三重県の旅で随行してくれた水産研究場の竹内さんお薦めの食事処にて、強烈にお値打ちな日替わりをいただいた!
軽自動車でないと通れなさそうな小径にある、網元の店「八代」。その名の通り、漁師が営む店。とはいっても実に大手の漁師さんのようです。
この時期は定置網にウルメとかしかいない時期らしいが、そのウルメを塩で締めて、お酢で食べるという、この地の食べ方。
酢で締めるのではなくて、たてじおした身を酢につけて食べるというのは初めてだな!
ウルメ、臭みも全くなく滑らかな身質、美味しゅうございます。
そしてもう一品、トビウオの刺身。
このタレに注目! 味噌ダレがついてくるのだ!この辺ではけっこうこの食べ方をするという。トビウオ独特の癖を消すためか?その味噌ダレがしかも、あまい麹味噌ではなく八丁味噌系の、まめまめしい強い風味のものなのだ。それにみりんを加えて煮きった感じの、強いアジのタレ。トビウオにつけるとじつに不思議な味わいだ。始めて食べたぞ!
そして、超お値打ちの日替わり定食1000円。
刺身に小鉢3つに、カマスのフライが3本、美味しい味噌汁。ご飯おかわりできるらしい。感動的だ!しかも小鉢についてくるもずく(写真左側真ん中)は沖縄の太いもずくではなく、実に細いほそーい繊細なもの。大変に美味しい。
主役のフライのボリュームに驚く!
やっぱ、魚はフライがいいよね。こないだの熊本の「みむろ」も旨かったが、こっちは鮮度がまた最高だ。
そしてこの辺の刺身は、釣った当日のものは食べない。「ねかさんと旨くない!」という土地柄で、魚の種類によってすこし時間をおいたものを刺身にするのが当地流らしい。
いや、昼から堪能してしまった。ごちそうさま!
■網元の店 お食事処 八代
三重県志摩市浜島町1776-4
0599-53-0606
水曜日定休