豆ご飯の時期が終わろうとしてる! グリーンピースもウスイエンドウも、つまりいわゆるピース類の産地として最もメインの鹿児島・和歌山が最盛期を終えようとしているのだ。いま店頭にさや豆類が並んでいるのがラストチャンス。まだ食べてない人はぜひ豆ご飯をいただきましょう。今年は需要期に日照も回復して、まずまずの出来だ。
前にも書いたが、豆ご飯には「うすいえんどう」が一番美味しいというのが僕の好み。ただし関東ではこの「うすい」について識っている人が少ない。関東には伝統的に鹿児島のグリーンピースがメインに流通しているからだ。対して西日本では、和歌山県産のうすいえんどうが主流。
写真、色の淡いさやのがきしゅううすいだ。
通常は7~8粒入っているのが多く出荷されているが、、、
たまに、9粒入っているのがある! これは大当たり。
これを豆ご飯にするわけだが、、、 日本料理の世界では、豆を別鍋で茹でてご飯に混ぜる、または豆を茹でた汁に豆の香りが出ているので、その煮汁でご飯を炊いて、炊きあがったら豆と合わせるという方法が一般的だ。豆の色が鮮やかなまま供せるからね。
しかし、本場和歌山では、多くの家庭で最初から豆とご飯を一緒に炊き込む。その方が味がしっかりでるからだ。この方が旨いと僕も思う。
それにプラスして我が家で炊く時は、綺麗に洗ったサヤを別鍋でくたくたになるまで茹でる。そのゆで汁は薄緑色になり、驚くほどに甘く香りがでる。この汁を白米に給水させ、塩と酒をいれて調味し、豆を投入して炊く。糖分があるので底がごげやすいので注意。こうしてできた豆ご飯が最高だ。
JA職員婦人部の料理上手な方が炊いてくれた豆ご飯と、卵とじと焼きうすい。
どれも、強烈に旨いんだけど、なかでも卵とじ、、、卵より圧倒的に豆が多いので、とじられてない!(笑)
まだ食べてない人は駆け込みで八百屋にいってみてください。