さてEggs'nThingsのエントリでも書いたが、ハワイの卵料理は旨い。何が違うんだろうか、と思って帰国後も悶々としていたのだけれども、一応の結論がでた。それは、卵の味うんぬんもあるけれども、それよりも「欲望に忠実な食べ方をしているかどうか」の問題ではないかと、思うのだ。
ハワイ島の朝、ヤスさんが連れて行ってくれた「The Coffee Shack」。
高台からハワイの海岸線を見渡せる絶景ポイントにある店だ。
特等席は、崖に張り出した席。
まさに絶景!
ここのメニュー、どこをとってもEggである。それも、2Eggs以上。中には3EggsOmletなんてのも。
どうやらこの店はエッグズ・ベネディクトが美味しいらしい。2Eggsでイングリッシュマフィンとカナディアンベーコンにオランデーズソース。ふうむ、日本ではまず頼まないメニューだよな。
僕は、昨晩のローカルハワイアンレストランで気に入ったポルトガルソーセージなるものを食べたかったので、FriedEggSandwichをポルトガルソーセージ付きで頼んだ。
ところでこの店、店内を緑色のきれいな何かが、ちょろちょろ動き回っている。
きれいなトカゲ、、、ヤモリ? 鈴木夫人は最後まで「イヤ~」と悲鳴を上げていた(笑)
さて来ましたこれがエッグズ・ベネディクト!
うわーーーーお、なんだかすっごいね! 要するに、イングリッシュマフィンの上に加工肉とポーチドエッグを載せ、上からオランデーズソース(マヨネーズの原型になったあたたかいソースね)をどっぷりかけたもの、なのだ。
ポーチドエッグにナイフをいれると、、、
トローッと黄身が流れ出してくる。この黄身の加熱の加減は、オーダー時に細かく聞かれる。ハードに日をいれたものも、もっとレアなのも選ぶことができる。だいたいの感覚で店に任せてしまう日本と違う文化だ。
それにしてもこのエッグズ・ベネディクトの濃厚なこと!
さっき書いたけれども、ハワイの食は欲望に忠実だ。日本なら、オランデーズソースのかかり具合はもっと少ないだろう。でもこちらはなんというか「これでもかっ」というボリュームでやってくる。平均的日本人の体格だと、オーバーカロリー間違いないな。でも、欲望に忠実ゆえに、日本のストイックで控えめな味付けがふっとんでしまうほど、美味しい。
こちら、僕がオーダーしたフライドエッグサンド。
バンズはいろいろある中から、ディル&オニオンが練り込まれているものを頼んだ。これが大当たり!
えっらい旨い! このサンド断面最下層に展開されているのがポルトガルソーセージ。ちょっとガーリッキーな風味で、これまた欲望に忠実な味だ。日本のハムソーの世界では、ニンニクいれれば旨いのわかってても、食べる人のことを考えてフレーバーを弱めにしてしまう。こちらではかなりガツンとくる。
これは嫁さんが頼んだ、パパイヤのハーフ。樹上で熟しているから、食感と甘さと風味の深さが違う。
ちなみにこれはヤスさんが頼んでいたフレンチトースト。バゲットで作っている。
かなりのボリューム。これにバターとかしてシロップかけて、、、というのが食べ方のようだ。
一平寿司村岡さんはシナボン。
上にかかっている糖衣が半端じゃないッス(笑) これがまた美味しい。それは、欲望に忠実に砂糖と油脂を使いまくってるから(笑)
お隣のテーブルでは、どでかいこえでローカルのママさんたちが井戸端会議をしていた。それにしてもハワイの子供の可愛いことといったらない!
さてまたコーヒー巡りだ!