ざんざ亭という名前の由来だが、伊那市の入野谷地区周辺に伝わる郷土の座敷歌「ざんざ節」から来ている。この地域が昔、農作業に馬を使う(馬耕)をしていたからか、馬にまつわる節が多い芸能だ。若い二人がこんな郷土の芸能を冠した宿を営むというのが面白い。
なんつっても、ここに来るまでの道のりにおける、どだーんと広い青空に黄金色の稲穂、そして横たわる山脈の風景がもうそれだけで癒しの薬だ。
しかしこのざんざ亭周辺がまた、非常になんつーか力を感じる土地だ。
「ざんざ亭」なるバス停まであるでよ。
すぐ前を川が流れている。白く濁った水だが、これは前夜に雨が降ったから。なぜ白いかというと、この地域はどうも石灰質の土質らしく、それが溶け出してくるのだ。
村のたたずまいは実に端正だ。
久しぶりに、座敷に座布団を引いた環境で、講演をした。
これがとてつもなく心地よい。
講演終了後、酒盛り開始!
なんと、ざんざ節保存会の方々が正調「ざんざ節」を唄い踊ってくれた!
いやそれはもう味わいの深い芸でございました。いいものを見てしまった、、、
もちろん踊りを教えていただいて、僕もみようみまねで踊りましたとも。
こうして夜は更けていった、、、で、鹿カレーは?すみません鹿カレーは翌朝の朝食なのです。つづく。