(写真は5月23日・日本橋小舟町のとある植え込み)
先日のエントリで、岩手県二戸市の牧野で放射線量を測った機材がこれ。ECOTESTというシリーズのMKS-05だ。ガイガーカウンターのよしあしはいろいろ言われているけれども、この機種はブルートゥースでPCとの連携ができたり、閾値の設定や累積データの保管など細かい機能が充実していて、線量の高いことが予想される地域の企業から業務用に使いたいということでオファーが殺到しているそうだ。ちなみに6月5日に入荷したロット数百台は二日間で売り切れてしまったそうだ。次回入荷は7月とのこと。
γ、β、そしてガイガー管の蓋を外せばα線も測れるのだそうだ。
楽天やヤフオクなどいろんなところで平行輸入とか転売とかされているけれども、僕は正規の輸入代理店であるアンビエントという、僕のオフィスから近い人形町の会社から購入した。まだコンテンツが仕上がっていないところも多いけど、Webはこちら。
社長を務めるジョーさんは33歳、さわやかキャラである。
ちなみにジョーといっても日本人である(笑)
「少しでも皆が安心して暮らせるための指標になる機械です。これを買っていただいた方が計測した各地の線量をリアルタイムでマップしていく仕組みを作ろうと思っています。そうすると、民間レベルの線量マップができますよね」
と言う。それは興味深い! 結局今まで日本人は放射線に鈍感だったというか、自分の身の回りを測定するという週間がなかったワケだ。こうした、ある程度の精度を持つ機械が身近になかったということで、測定などまったく関係ないという人が多かっただろうが、手の届く金額で入手できるようになったのだから、手元に置いてみるといいと思う。
ちなみにおいくらか? 小売価格は128,000円(税別)なので、中国製のものとかと比べると安くはない。けれども、信頼性を考えたらこれくらいの価格の方が安心できると思うのは僕だけだろうか?ちなみにガイガー管の寿命は5年程度、そして、期間中に正常に動いているか否かのキャリブレーション(校正)を3千円前後でしてもらえるようなサービスをする準備もしているそうだ。
ということで、これから出張する際には必ず持って行って測るよん。農業関係者で欲しい人が居たら紹介しますので連絡を。