やまけんの出張食い倒れ日記

二戸市浄法寺の牧野へ登る。ひつじぐもといなほと逢いに行き、彼らが秋までに食べる牧草地の線量を計りに行った。そしたら、短角牛が愛を交わす瞬間に出くわした! その2

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さてエリート牧区の向かい側に、ひつじぐも達がいる牧区があるはずなので、ちょっとだけ移動。

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いつもは牛たちがどこにいるか、広い範囲の中で探さないといけないので大変なんだけど、今回は道路から見えるところにいてくれた!

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しかも、すぐにひつじぐもといなほちゃんが見つかった!これがいつもはすんなりいかずに苦労するのだ、、、

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実はひつじぐもは、さちが生まれたときに問題になったように、乳量が多すぎて乳首が詰まってしまうと言う問題があった。それが、第2子/第3子はオスが生まれたから、飲む量も多くて問題にならなかったのだが、今年は女の子なので、また乳首が詰まってしまいぱんぱんに腫れてしまうという問題が発生していた。

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こんなにぱんぱんになることは普通無いのだ。いなほはメスで乳を飲む量が少ないので、乳首に乳脂肪などが溜まって詰まり、最悪の場合には破裂してしまう。さちの時はひつじぐもが痛がって授乳できないという事態になっていた。

ただ、今年は何とかなって居るみたいで、いなほと仲むつまじく寄り添って暮らしていた。

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ああ、、、 よかった、、、

あ、そうそう放射線量を量らなくちゃ。

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ということで、0.1以下だった。なんとかぎりぎりセーフ、かな。いなほちゃんは肉牛にはせず、繁殖メス牛にするので、彼女が摂取してしまった放射線は生まれてくる仔牛達に影響を与えるはずだ。だから、牧草由来の線量がどうなるのか、非常に心配をしていた。

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牧草は、一番草・二番草そして三番草まで生え替わる。三番草までに重篤な原発事故が発生しなければ、だんだんと線量が弱くなっていくことが期待できる。心の底から祈るばかりだ。

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実をいうと、調査するまでは真剣に北海道へ疎開させようかなどを考えていた。この分であればその必要はなさそうだ。

それにしても、ひつじぐもは初年度の神経質さが全くなくなり、おおらかな性格に落ち着いた。僕が少し近寄ってもあまり気にせず寝ていてくれるので、こんなツーショットも撮ることができた!

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ちょっとずつにじり寄って撮影。前なら必ず逃げてしまっていた距離だ。15分ほどこんな感じでゆったり遊び、ゆっくりと彼らも立ち上がり、群れの方に行ってしまった。

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感動的に緑が綺麗な、すばらしいタイミングでの牧野だった。さて、下山して「遠足カレー」だ!