三越で、「匠の味」開催中。そこに出ている富士酢の飯尾あきひろ君から「なんか見たことがある写真だなぁ、これってやまけんさんの撮った写真じゃないか?って思って話しかけたら、種子島の黒糖組合さんだったんですよ!」という電話があったのだ。
その写真とはこれ。
dancyuで種子島の黒糖を書いた(これが僕のdancyu初登場!)時の、頭領ならぬ糖領の写真だ。それがあるってことは、長野ひろみ先生だなと(笑) 懐かしいなあ、初めて種子島に行ったのは2006年のことだったんだ。
■https://www.yamaken.org/mt/kuidaore/archives/2006/02/post_747.html
少し熱も下がったことだし、事務所から歩いて5分の三越にいかないわけにはいかんな、と寄ってみた。
はい、いつもお元気な長野センセイ。売り子さんじゃなくてこの人、れっきとした種子島の町会議員さんです。
パネル、ちょっと角がひしゃげてるぞ、新しいの作ってね~
いつもの黒糖に、種子島の飴菓子などに加え、今回は面白い商品があった!
黒糖みつ、つまりシロップだ。いま試行錯誤して商品開発しているらしくて、さとうきびの品種によっても味が変わったりして、奥が深いらしい。実は今、日本で純国産のオーガニックシロップがない、と言う話を、愛媛県松山市のオーガニックカフェ「ナテュレ」の藤山さんから聞いている。それに一番近いのが沖ヶ浜田で出来るんじゃないか、と思っているのだけど、とりあえずこれ2つ買ってみた。
それと驚いたのが、これ!
なんと銘菓「ひよこ」の黒糖版だ。
「えっこれって沖ヶ浜田の黒糖を使ってるってこと?」
「そうなんですよぉ!ここの社長さんが気に入って即決で。鹿児島限定だけど持ってきました。あんこのできが素晴らしいんですよ!」
うふぅ~む 普段こういうお菓子は買わないけど、ピコのマスターが甘党だし、分ければいいから買っちゃおう。
ひよこというか、オットセイっぽいところもあるが(笑)カワイイ。そして、実に美味しい。
グラニュー糖や上白糖と違って、ミネラルなどの不純物がいっぱい入ったままの黒糖の甘さは、一本調子じゃなくて複雑変化に富んでいるのだ!
その後、富士酢の飯尾君トコで遊んだ後にぶらぶらしてたら、なんと高知は四万十から、山間米組合が来て居るではないか!
この山間米というデザインは四万十の地域デザイナーであるサコダさんが手がけたもので、グッドデザイン賞を受賞している。山間米は本当に山間部で育てられたコメで、清らかな水に恵まれ、寒暖差が大きい環境であり、実に旨いコメになる。
今回、このバリエーション多数の米袋がずらりと並ぶ。2合や3合といった小さなパッケージもあるのでぜひ試して惜しい。
「やまけんさん、お酒のんでいかんね」
といわれる。サケ?
なんと山間米で醸した純米酒が出来たそうだ!飯米で作った酒特有のやわらかでふんわりした、端麗な味。いいではないか!
ところで本当にびっくりしたんだけど、この山間米ブースにいる男性、初めて会ったかと思いきや「やまけんだよね?ずーっと昔、長野県のパーマカルチャーセミナーで、一緒に受けてたんだよ」というのだ!
なにぃいいいいいいいいいいいいいい むちゃくちゃビックリした、、、それって18年前くらいかよぉ、、、
お互い健勝でなによりです。こんど四万十でゆっくりのみませう。
ということで、明日月曜日までだから、今日行ってみることをお薦めします。
追伸:沖ヶ浜田の黒糖ブースで、ひよこだけではなくわらび餅が売られている。これが、、、わらび粉100%に沖ヶ浜田の黒糖だけで味付けした素晴らしい逸品!いまどきこんなすばらしいわらび餅はないだろう。きなことの相性抜群。これは間違いなく買いです。