被災地に炊きだしに行っているシェフに対する支援金口座にご協力いただいた皆様に感謝。なんと4日で180万円集まっています。
そのうち昨日までに振り込まれた160万円分をロレオールとポルコロッソへ振り込みました。ポルコロッソ山崎シェフは被災地ど真ん中に起居しているため、ほぼ毎日働いているということを鑑み、100万円。ロレオール伊藤シェフには60万円という配分です。
これに対して、両店より不定期(連絡できるとき)に、配食数やメニュー、被災地の状況などを連絡してもらい、皆さんに報告するという流れにしたいと思います。
まずはロレオール伊藤シェフより。
やまけん 様
元気で頑張ってまーす!
ありがとうございます。
本当に何から何まで・・・・・・・今日は大槌に行ってきました。
途中、大船渡の山崎シェフのところに寄り、お菓子とスライサーを
届けてきました。
やまけんさんとLa 毛利さんが手配してくれたのに差し出がましいと
思いましたが、こなしている食数を考えるともう一台あってもいいかなと・・・・
結構、質の高い炊き出しをしていると思いますので。それから釜石経由で大槌へ
○○君のところでハンバーグ作りでした。
やまけんさんご存知の「もーもー母ちゃん」から奥州牛の提供がありました。
岩手の肉のことなら△△さんの肝いりです。
現地のお母さんたちも一緒に、高校生も参加してハンバーグ作りの教室ばりで、
食育もやったりして。
「久しぶりに楽しい時間が過ごせた」という感想もいただきました。
とくに女性はお話ししながら盛り上がって表情が明るくなります。
まだまだ続きますので、少しでも息抜きになれば・・・・・
そして、被災地真っ只中で頑張っているシェフたちの援護をしたいと思います。これから温かくなってきますので食材の管理も含めた料理指導、現地炊き出しスタッフの
支援を継続的にする方法として、全国の料理人の協力をいただけたらと思っています。最近、様々なかたちでそのような支援団体ができています。
奥田シェフとも相談中ですが、一同に会して現地視察後に話し合う場をつくれたらと思います。
やまけんさんの力をお借りするかもしれませんが、そのときはよろしくお願い致します。長々すみません、もうひとつ。
山崎シェフが某所に肉の調達を頼んだのに、
全然はかいかない(話が進まないので肉がこない)そうでブチ切れてました。
そこで、ノベルズの西尾さんにお願いしてあった肉を山崎シェフに使ってもらう事にしました。
本当にありがとうございました。ロレオール 伊藤
とのことです。文中にもあるけれど、料理をしているうちに女性陣の表情が明るくなってくるというのがいいですね。非日常のなかで、日常感覚を取り戻すためのひとつの手段となりうる料理。同じように、もしかするとこれまでやっていた仕事ができるようになると、避難者という立場ではなく、職業人としての自分を取り戻すことができるのかもしれません。
僕が同じ状況になって、移動できない、電話もノートPCもカメラもない、通信もできないということになったら、ただの大食らいの役立たずですな。人はやはりアイデンティティを持った生き物なんだなと思った次第。
ところで後半に出てくるノベルズとは、北海道でF1の経産牛という、非常におもしろい取り組みをしている会社だ。そういや過去ログにもちゃんと出てきます。西尾君、肉がすげー歓迎されているよ。ありがとうね!
てなわけで、近況報告でした!