機種 : E-5 + ZUIKO DIGITAL 35mm F3.5 Macro
露出時間 : 1/320秒
レンズF値 : F3.5
露出制御モード : 絞り優先AE
ISO感度 : 800
今週の休みはこの土曜日だけなので、盛大に寝坊をしたあげく、大盛りのパスタを作って食べて、「リーンの翼」第三巻を少し読んだだけでうとうとしてまた昼寝。午後遅めにようやく起き出して、E-5にZD35mm F3.5 Macroを着けて珈琲を飲みにピコへ。
通称「3535マクロ」と呼ばれるこのマクロレンズは、非常に使いやすい画角と明るさを持つマクロレンズなのだけど、僕がこのレンズのよさに気づいたのはE-3を手放し、マイクロフォーサーズのPEN E-P1を手にしてからだ。
一眼レフ用のマクロレンズで最小・最軽量を謳うこのレンズ、165gという超軽量でシンプルな構造にも関わらず等倍撮影ができる。等倍撮影というのは、1cmの被写体を1cmの大きさで撮影できるということだ。オリンパスのマクロレンズには、ひとつまえのエントリでケーキを撮影した伝説的なマクロである50mmF2.0がある。すさまじくキレのいいレンズだけれども、等倍撮影が出来ず、最大撮影倍率0.52倍だ。それで問題があるわけじゃないけれども、もっと寄りたいと言う時に寄れないというのはある。あと、マイクロフォーサーズ機に50mmを着けると、35mmカメラ換算で100mの中望遠マクロになるので少し長すぎるきらいがある。
その点、この3535マクロは換算70mmという絶妙の焦点距離なのだ。50mm~60mmだとすこしパースがついてしまうが、70mmだとかなり歪まず撮ることができる。
それになにより、写りがいい!
露出時間 : 1/500秒
レンズF値 : F3.5
露出制御モード : 絞り優先AE
ISO感度 : 800
絞り開放で撮っても、ピントが合っている面の精細感はとても高い。
なおかつ、ボケの柔らかさもバツグンだ。
このマクロレンズがなんと新品でも25000円程度で買えてしまう。中古ならもっと安いだろう。
実は、PENシリーズやパナソニックのマイクロフォーサーズ機で、マクロレンズが欲しい人には、いい裏技がある。現在、マイクロフォーサーズ機で使えるマクロレンズは、パナが出しているライカブランドの45mmマクロエルマリートしかない。
作例を見る限りでは非常に素晴らしい写りのようなので僕も欲しいんだけど、65000円程度するので、ちょっと思案中。同様にこの価格だと手がでないという人も多いだろう。そんなとき、もし、フォーサーズ→マイクロフォーサーズアダプタを持っているなら、この3535マクロを着けることをお薦めする。いま出ている標準ズームレンズはどれもシャキッとした写りになりにくいんだけど、3535マクロだと見違えるようないい写りになるのだ! 実は過去のエントリにあるこれらの写真がそう↓
https://www.yamaken.org/mt/kuidaore/archives/2010/03/post_1467.html
こんな風に、それまで不満たらたらだったE-P1、E-P2を見直した。というか、要するにレンズの問題だと言うことがよーくわかった。だからはやいとこ、オリンパスにはプロも満足するような単焦点のマクロレンズを作って欲しい。
まあでも3535マクロを最大限に活かすボディは、やっぱりE-5だと言っていいだろう。家に帰ってさっきRAW現像して縮小してみただけでこの画質だ。ちょっとぞくっとしてしまった。昨日、とある文化賞の選考委員会の席上でE-5をいじってたら、選考委員のとりまとめをしている某出版社の方が「それ、もしかしてE-5?僕はE-3使ってるんだよね」と話しかけてきたのでビックリ!いやーE-5いいッスよ、E-3ユーザーはみな感動すると思いますよ、と話したが、うーむ参ったなぁという感じで帰って行かれた。
さてピコで珈琲をいただいていると、僕の誕生日プレゼントにいろいろなものをくれた。マスターである田那辺君が持っているのは、国産の有機米をつかった柿の種。なんと僕が大好きな醤油の実を作っている「星六」のものだ。
これに加えて同じく星六の車麩と、栃木の養鶏家である生命農法・高橋丈夫さんの大豆を、陸前高田の八木澤商店が醸した「丈夫醤油」をいただいた。ありがとう~!
しあわせもんですばい。そして夕ご飯は熊本の馬刺しをたっぷりと、大地を守る会のイワシのつみれを具にした酒粕汁、そして先日の大分出張で生産者からいただいた猪飯の素をつかった猪ご飯。
旨いぜ、、、
さて、これから寝て、いよいよ規制仕分けです。