そう、昨日から宮崎だったのだ。朝起きてコンサル先に向かうと、開口一番で「昨晩の揺れ、感じました?」と聴かれる。僕はホテルでぐっすり寝ていたからかまったく感知しなかったけど、どうやら噴火の揺れで窓枠がガタガタとうるさく鳴るくらいの揺れがあったらしい。知らなかったなぁ、と思っていたのだが、、、
昼前、月に一回出演しているTBSラジオ「荒川強啓のデイキャッチ」スタッフより電話。
「やまけんさん、宮崎にいるんですって?あとで電話レポートしてもらえますか?」
なるほど、こういう感じで番組が作られてるのね,,,(笑)
番組中継のしばらく前、元祖レタス巻きの一平寿司の事務所にて午後3時43分あたり、談笑していたところ「ドドーーーーーン」と、地震とも違う音と共に大きな揺れが、しかもかなり長い時間続く。
「噴火だ!」
でもここは宮崎市内だよ、霧島からは150kmくらいあるのに、、、でも、持続的にゴゴーン、ゴゴーンと音がする、、、間違いない、マグマが吹き出ているんだろう。
4時25分、ラジオに電話で生出演。山田五郎さんがスタジオには来ていたらしい。ご無沙汰してました。
収録終わり、窓の外を見てみると、、、おおっ 雲とは違う、黒い影が、、、!
「ちょっと、大淀川の河原まで行って噴煙どうなってるかみてみよう」
と、歩いて行ってみたのだ、、、
歩いている途中、すでに噴煙らしき黒い影が、はっきりと空に境界線を描いている。
そして河原にて。絶句!
画面右なかほど、大淀川の橋の真ん中くらいのところから吹き上がっているのが噴煙だ。これが、肉眼でモウモウとわき上がり刻一刻と同じ形にとどまらず、噴き上がっている。その噴煙が風に乗って、画面左側へと流されているのだ。
噴煙部の拡大。
ここで、ちょっとアレッと気づく。 今日、僕が帰る飛行機って飛ぶの? 宮崎空港へ連絡してもらうと「ちょとわからない」とのこと。ホント?
わき上がる噴煙を心配そうにみやる村岡さんとキエツさん。村岡さんは今回被災の中心になっている都城市に、タリーズコーヒーを二店舗経営している。そのうち一店はホームセンター内にあるのだが、すでに店内が灰をかぶっているそうだ。左側のキエツさんはコンビニチェーンの「エブリワン」の社員。3店舗が被災地域内にあるらしい。二人とも駆けつけたいが、高速道路も封鎖で渋滞しているらしく、そうそう動けない。
キエツさんの車に乗せてもらい空港に行くと、なんと18:25発東京行きが「手続き中断中」という見慣れない表示。
「飛ぶかどうか寸前までわかりません」とのこと!うぎゃーーー 明日は俺、静岡に出張なのに!
万が一の時にはキエツさんに熊本まで乗せてもらい、明日朝一便の熊本空港発で羽田に戻り、そこから強行軍で静岡へと思ったのだが、、、ありがたいことに飛行機は飛んでくれました。この便以降はすべて欠航。運がよかった。キエツさんありがとう!
けれども本当に、宮崎ばかりなぜこんなに天災が起こるのだろう。なにかの啓示なのかと勘ぐってしまう。
とりあえず、東京に戻りました。ふう。