レンズの話の続き。今回、ニコンコリア(もういいや名前出しちゃおう)で、出たばかりの超絶レンズである35mmF1.4と85mmF1.4を借りることができた。
やったー!
どっちも出たばかりということもあるけど、小売価格が18万円とかするのでえす。プロ用のレンズはやっぱり高いのでえす。けれども、その価格には当然意味があって、そのレンズでなければ撮れない絵というのがあるわけなのです。
上の写真の右側が85mm、左が35mm。85mmのレンズ前玉のでかさといったらない。しかもズシリと重い。ちなみに韓国でもカメラ熱はかなり高いようで、南大門市場周辺のカメラ店街はこんな感じで賑わっている。
お客さん側のショーケースには最新機種だけではなく、中判のハッセルや大判カメラまで陳列されている。
阿部先生のお話だと、韓国ではSLRクラブというグループ(ユーザーの任意団体らしい)があって、一眼レフカメラについてはそのグループの論評によってかなり売れ行きに影響があるそうだ。2ちゃんねるみたいなものですかね。
ところでこのエリアのすぐ対岸に、ニコンコリアが入っている商工会ビルというのがある。
ここから、現在補修中の南大門をみながら歩く。
その途中にでかでかと掲げられているビルボードはオリンパスである。
これだけ見ても、韓国ではかなりカメラ文化が浸透していることがわかる。たしかに街を歩いていると、かなりの確率で一眼レフを下げた人たちがいた。それも、キヤノンなら5Dなどの大型ボディに、赤いラインの入ったLレンズを着けたようなのがわんさか。なんだよ韓国にはお金を潤沢に使えるカメラ好きが多いんじゃん!
また通り過ぎるバスの側面にもカメラの広告が刷られているのをよくみた。一番目だっていたのはオリンパスのE-P1シリーズ!PENという言葉がいろんなところで躍っていた。
「オリンパスはソニーがミラーレス市場に参入してきたことでシェアをとられまいと、ググッと力を入れているようですね」
と某氏。うぅむ頑張って欲しいところだ。
ところでレンズの写り具合。
35mmF1.4 で、開放のF1.4で撮影。
できるだけ同じアングルでF2.8で撮ったのがこちら。
F2.8でもかなりのボケですね。やっぱり単焦点レンズは、ズームレンズで同じ絞り値で撮影したものよりもあきらかにボケの量が多いということでしょう。いつも持ち歩いている高級ズームレンズである24-70mmF2.8で同じ35mmF2.8に合わせて撮ったとしても、こうはならない。
阿部先生いわく
「このレンズはねぇ、F2.8からF4までがいいんだよ!開放にすりゃぼけるのはあたりまえ。けど、この間の絞り値で出てくる、輪郭がきちんとわかるけどボケてるっていうのが美しいんだよ!」
とのこと。深いです。
それにしても35mmという、ちょい広角のレンズは、スナップにちょうどいい。
これに対して、85mmという中望遠レンズは使いこなしが難しいけど、決まればバシンと印象的な写真が撮れるレンズだ。
人物写真も撮ってるけど、こっぱずかしくて載せられん。けどホントはこのレンズ、ポートレート向けなんだよね。ゴメン。先日の赤ちゃん写真でご判断お願いします。
↑F1.4
↑F2.0
どちらも僕には撮りこなすのが難しいレンズ。だけど、欲しいですねぇ。特に85mm。買えるかどうかは、今年の僕の会社の業績次第。うーん、、、