えー 私の同期生またはこの男↓ゆかりの人々にしか意味のないエントリです。
そう、洋一郎は元気でした。現在、某放送局の特派員としてソウル駐在。いやー 今回はこいつに会いたかったのよ。
実は数週間前、その某テレビ放送局から口蹄疫の検証番組を作りたいので、ちょっと取材をということで当の宮崎で応対。「そういえば俺の同期生がいるんだよね」「え、誰ですか?」「洋一郎っていうんだけど」
「ええええええええええええ?」
なんとその記者さんは洋一郎の福岡支局時代の後輩だという!世の中狭いですな。ということで10年ぶりくらいに連絡を取り合って、ソウルにて落ち合おうということになったのである。
インサドンの雑踏にて、なんと娘さんのバレエの写真撮影とかが終わってすぐ駆けつけてきてくれた。実はこの日、重要人物の訃報があったらしく、各所に連絡をしていた。まさしく特派員。
最寄り駅からバスで20分かかるド田舎のキャンパスに入学した僕らには、食事をとる場所は二つある学生向け食堂だけだった。洋一郎はその一つで働いていて、僕もそこで彼を識ることとなった。
「カレー、超大盛りで、、、」というとこいつはニヤーっと笑って、皿に天をつくように飯を盛り、お盆にたれるほどるーをかけてくれた。もちろんお上には内緒。これはけっこう有名だったが、当時はいまよりもっといかついガタイだったので、誰も同期生だとは思わなかった(笑)
その後、彼はその食堂の上司に目をつけられる(そりゃそうだ)が、その大盛りを辞めることはなかった。
「だって学生向けの食堂なんだぜ?金のない学生にちょっとしか盛らないでぼろ儲けするなんて許せないぞ俺は」
と彼自身の正義を貫いたあげく、首になった。そう、自分自身の正義感に忠実な男。それが洋一郎という人間の基本的気質だと僕は思う。
「キャンパスに畑を創るぞ」
という僕の夢にも乗ってくれた。
「じゃあ、俺はお前を資金援助してやるよ」
なんのことか、と思ったら奇想天外。なんと洋一郎はカブトムシの養殖をするという。
「あのなぁ、この近くにはカブトムシなんていくらでもいるんだよ。けどそれを捕まえるんじゃなくて、幼虫をたくさん育てて孵化させて、それを業者に売るんだ!」
彼は至極大まじめにカブトムシ班を結成し、当時はたけにボコボコ入ってきた新入生多数を引き連れて幼虫採取し、衣装ケースに腐葉土をたっぷり入れた中で飼い始めた。同時にカブトムシの生態を抱腹絶倒に解説したカブトムシ通信をメール配信。
このカブトムシ計画、夏までは順調だった。しかし、、、
「あのなやまけん、俺は韓国に語学研修に行ってくるから」
そう、洋一郎は最初から韓国語に超・熱を入れていた。いまや韓国人にネイティブといわれるくらい。でも、ヤツが不在にしている間、大雨が衣装ケースを襲う。班長不在のカブトムシ班はなすすべもなく、幼虫はすべておぼれてしまったのである。資金援助、藻屑と消える。 あーれー、、、、
「そうだったそうだった わはははははは!」
と笑うヤツは、基本的にはあんまし変わってないけど、きっと酒が入るとまたあの自分の正義感を軸にした言動がでるんだろう、ああ、今回こんないそいそとではなく、飲めればよかったと残念に思う。
ご家族(嫁さんと娘二人)と仲良くやっている木村。嫁さんにはそうとう尻に敷かれているらしい。そういえば今回僕はお土産の一つに日本茶を持って行った。いっぷう変わった茶問屋とも仕事をしてきた僕は、熟成茶が好きになっているので、自宅でもわざと一年以上おいた茶(もちろん窒素充填して酸化しないようにしたものね)を好んで飲む。その中から数種類持ってったんだけど、嫁さんが賞味期限をみて「あらもう切れてる!このことをみてもやまけんさんの中でのあなたの重要度がわかるわ」と言ったという(笑) いや違うんだ。そうじゃないんだよ奥さん。
ところで、洋一郎のアホがこんなことを言うのだ。
ところで、こちらで流れるCMで「なんでやまけんが出てんの!?」というのがあり
リンクを貼るのでご試聴あれ。
現代証券という会社のCMです。
韓国のCMというのは日本と違ってコンセプトがはっきり見えず、
単にイメージで押すだけのパターンが多いのだが、
このCMもそんな感じです。
ブランドを連呼して終わり、というような。
ちなみに、一緒に出ているタレントは「劇団ひとり」に似てないか?
片割れはもちろんやまけん本人でしょう。
似てねーよ! と思うけど、、、(第一、すげースリムじゃん)
ということで、洋一郎は元気でしたよ。同期生のみなさん。以上報告でした。