やまけんの出張食い倒れ日記

阿部秀之先生のデジタル一眼レフ入門書が出た! & 浦和市の地鶏焼き店 「田楽」 を応援する! オリンパスE-P2とリコーGXRで同一店撮り比べ

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カメラマン阿部秀之先生のご著書が発売された。 DSC_62663.jpg

デジタル一眼 そうじゃない、こうなの!
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モーターマガジン社 2010-05-21
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これはいい本! 読んでみてかなり「えっ そうなの?」ということが多い、普通の入門書とはひと味違う本だ。特に一眼レフを初めて買って、しばらくカメラ任せのオートモードやPモードで撮影してきたけど、そろそろちゃんと自分で設定をいじってみたいなと思う人などにおすすめできる。

また、僕のように「わりと撮れるようになってきたぜ、へへへ!」とタカをくくっているような人にとっても、読むと「ええええええ そうだっったの!?」と速攻で設定を変えざるを得ないような、そんな本です。

例えばいきなり「うまくなりたいと設定をいじる前に、初期設定で撮りなさい」とか、「大口径レンズでなければ、絞り優先で撮る意味がない」など、初心者に「そうなんだぁ」と優しいアドバイスから、「PLフィルターは常用・全効きがベストじゃない」という、ちょっとドキッとしてしまいそうなものまで多数、多数の作例と共に書かれている。

阿部先生とはニコンのU氏のご紹介でおつきあいが始まったが、本当にそのお人柄を尊敬できる方で、お会いできて本当によかったと思える方だ。

その阿部先生とニコンU氏と某日、浦和で地鶏を食べたのでした。

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浦和市から県庁方面に出て、真言宗の古刹である玉蔵院方面へ歩くとこの「田楽」がある。この店、北千住バードコートの野島さんの元で修行を積んでいた上甲君が独立して開いた店なのだ。

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上甲君は僕と同い年。もうずーっと一緒にBBQやったり京都に行ったりしてきた仲間が独立していい店をやっているのはホントに嬉しい。阿部先生、入店してさっそく、吊してある鶏を「おおお~ すっごいねぇ~」と嬉しそうに激写。持ってるのはニコンが先頃出したコンパクトデジカメ。手ぶれ補正の効きがものすごいモデルだ。

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上甲君が修行をしたバードランド、バードコートではご存じ奥久慈シャモを使用しているが、奥久慈の生産者組合の出荷量はバードランド関係の三店でいっぱいいっぱいらしい。そこで上甲君、田楽のオープン前にいろいろと鶏を探して行き着いたのが、栃木シャモ。生産者のおやじさんとも関係深く、常連客と生産者さんのゆうべなども開催しているらしい。

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手前が胸肉、奥はささみ。胸肉の生の食感は実にいい。シコッと歯ごたえがあり、上品なうまみをたたえている。対してささみはとろん、のろんと溶けるような食感だ。

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砂肝の大きさも立派、歯ごたえジャクジャク。

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バードコートでおなじみのおつまみ、、、かと思いきや、なかなかオリジナルな品も出している。その一つが鶏肉のソーセージ。

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うーむ いいんじゃないですか! ブロイラー品種だとこんなじゅわっとうまみが出てこないよね。

定番のレバーペースト。この日は他の店とおなじように羊羹状にカットした状態できたが、後日再訪したときにはバゲットに塗られた状態できた。どっちもよいですね。P2230777.jpg

栃木シャモの肉とレバー、どちらも味が非常に上品だ。奥久慈シャモは体育会系的な筋繊維の強さと強いうまみを内包した男性的な味だが、栃木シャモはしなやかで上品な女性的な地鶏という感じだろうか。

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ササミ風干しは酒を誘う、、、もちろん竹鶴や神亀おいてありますです。燗酒を所望。

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さきほど阿部先生が撮っておられた、半身に割って蜂蜜とか塗って、熱した油を何回もかけて火を入れたスペシャル料理。名前、なんだっけ!?これは要予約です。

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これがもう 白飯食いたくなるうまさ。甘辛く皮がぱりっとして、スモーキーな香りもたって美味しい。

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ここからは串のパレード。

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かなり肉を摂取して、〆の親子丼まで突っ走ってしまった!

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上甲君が、同い年のよしみですげーのを飲ませてくれた。

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生まれ年カミュ、、、

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ものすごい凝縮感と、絹のようななめらかさのあとに灼けつくような強さを感じる。いいねぇ、素晴らしいねぇ!

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埼玉県のみなさま、ぜひ田楽をよろしくお願いいたします。

ちなみにこれらの写真はオリンパスE-P2に、キットレンズの14-42mmを使っている。このレンズ、あまり好きじゃないと思っていたけれども、はまるといい感じの描写になる。ただし、JPG画像のままじゃなくRAW現像したほうがいい。

そして先日、ある業界のヒアリングもかねてこの店で集合。今度はリコーGXRで撮影。

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ユニットはもちろん50mmF2.5のA12ユニット。写りが素晴らしい!以下もすべてRAW撮影して現像。現像時に露出を+0.3EVにしている。

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先付けはその季節によって変わるのね!この煮こごり、トロロンとしていてい美味しかった。

さて、下のつくね串に添えられた卵の色を、上の方にある前回時の黄身の色と比べてみて欲しい。

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前回のが黄色みの強いものであるのに対して、こちらは鮮やかなレモンイエロー。そう、これじつは青森県のトキワ養鶏の飼料米を7割食べさせた「こめたま」なのだ!

前回話をした時にこめたまの話題になって、「使ってみたい」ということでサンプルを送ってもらったら、これはいいということになって正式採用になったのだ。

栃木シャモは上品な味と食感の地鶏なので、あっさりした風合いの黄身の味をもつこめたまとはベストマッチだ!素晴らしい。

そして、、、なんと親子丼もこめたまに!

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白い親子丼である!! 実に上品、〆の一杯に親子丼はきついと思う人も、かなりの高確率で一杯いけてしまうだろう。

もちろんこのデザートもこめたま、、、

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素晴らしかった!ごちそうさまでした、、、

ところで、GXR+A12ユニットはやっぱりシチュエーションによっては最強。どういうシチュがいいかというと、わりと低照度で白熱灯を使った店内だ。普通のカメラでは赤や黄色の色かぶりがひどくなるけれども、GXRのホワイトバランスはなぜかオートにしておくと、なんもせずとも色かぶりのない色再現をしてくれる。

最後に阿部先生のご著書をもう一度。ホントにおすすめです。

 

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